お天気が良かったので、ご近所散歩で花々をパチリ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お天気が良かったので、ご近所散歩で花々をパチリ。

家の前の道路を掃除していて、なんだかすごく良い香りがするなぁとキョロキョロしたら、ご近所のギンモクセイが目に入りました。思わず近寄って確認。キンモクセイに比べたら、知名度的に少々弱めのギンモクセイですが、とっても良い香りです。キンモクセイ以上に香る時期は短いように思いますので、これに気が付くことが出来たのは、とってもラッキーでした。

そう、いつもウロチョロしているご近所にも、花の景色がたくさん。ちょっと郵便を出しにとか、ちょっとなごみにとか、ちょっと藍の家にとか、出かける短い道中でも、目を楽しませてくれます。ご近所だけに、スマホを持たずに出かけることが多いのですが、たまには写真を撮ってみようとスマホ片手に出かけてみました。

ご近所の椿?サザンカ?

我が家のサザンカは今つぼみがたくさん膨らみつつあるところですが、日当たりの良いご近所さんでは、たくさん咲いていました。

ご近所の椿?サザンカ?

白い花はまだ数えるほどで、これからたくさん咲きそうです。

ご近所の花

いつも玄関前にたくさんお花を咲かせているご近所さん。

ご近所の花

お日さまが射して、黄色が眩しくきれいでした。

ご近所の柿

ずっと気になっている柿(笑)。

我が家の周辺は、こんな感じです^^

日常の風景にドラマのような一瞬がある贅沢-津屋崎は良いところ♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

日常の風景にドラマのような一瞬がある贅沢-津屋崎は良いところ♪

このところだいぶサボり気味ではありましたが、やっとお天気が良くなりましたので、久しぶりに浜辺をお散歩。日曜日の夕方とあって、砂浜ではたくさんの方がカメラ片手に散歩したり海を眺めたりしていました。親子連れに、カップルに、友だち同士のグループに、お一人様に…年齢も性別もさまざまな人たちが、一様にワクワクした表情で海を眺めている風景は、それだけで嬉しくなります。結婚式の前撮りと思しき、ウェディングドレスのお姉さんとタキシードのお兄さんも。これもまた「あるある」な風景のひとつ。

わたしはといえば、一人散歩。津屋崎浜から宮地浜へと砂浜を歩き、福間海岸に入る手前で折り返して、宮地嶽神社の参道の鳥居からは松林沿いにUターン。いつものコースです。砂浜を折り返したところで出会ったのが、近くの乗馬クラブの方々が砂浜を走るこの景色。

宮地浜の景色

総勢10頭ほどもいたかと思います。海に夕日が沈もうとしている砂浜を駆け抜ける馬。なんともドラマチックな景色です。とはいえこの景色、地元民からしたら「時々見かけるよね」という感じのもの。このときも、たまたま出会って「ラッキー!」とばかりにカメラを向けました。

前にもこんな記事をアップしたなぁ、と、探してみたら2021年のことでした^^

読書『長い読書』(みすず書房)島田潤一郎著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『長い読書』(みすず書房)島田潤一郎著

いつものカメリアステージ図書館新刊棚より。タイトルに惹かれました。島田潤一郎さんというお名前には憶えがありませんでしたが、一人出版社「夏葉社」を立ち上げた方と聞いて、その話はなんだか聞き覚えがあるかも、と思ったのでした。11月の初めに本のイベント「BOOK MEETS FUKUOKA 」に足を運び、小さな出版社や、独立系書店が頑張っている姿を感じたところでしたので、個人的にとってもタイムリーな出会い。

さて本書。ジャンルとしては、エッセイなのだと思います。が、単にエッセイと紹介するには足りないような…と思っていたところ、本の背表紙に載っている解説に「散文集」とあって、しっくりきました。本にまつわる考察は果てしなく、いろいろな考え方があるなかで、1つの文章に深くうなずきました。

「たいせつなのは、個人的なことだ。その人にしか感じられないよろこびや悲しみ。あるいは、ほかの人からすればどうでもいいような人間関係。そういうものが守られなければいけない」(『長い読書』島田潤一郎著より)

だからこそ、一人で出版社を立ち上げたのだなぁと。

『長い読書』(みすず書房)島田潤一郎著

今年も来ました第一号:津屋崎の冬の風物詩「ソデイカ」。

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今年も来ました第一号:津屋崎の冬の風物詩「ソデイカ」。

週の初めから低気圧が次々通過したここ北部九州地方。冬が急にやってきたようなお天気です。爆弾低気圧!?と思しき冷たい強風が吹き荒れた翌朝は、いろいろなものが海岸に打ち上がる可能性に満ちています。そして、その強風のなか、海からの贈り物を探しに出かける我がダンナ。

今年も冬の風物詩「ソデイカ(別の呼称にアカイカ、バカイカなど)」がやってきました。10年以上もここに住んでいると「そろそろ、イカ来そう」という気配が、ダンナだけでなくわたしにまで伝わってくるので不思議なものです。とはいえ、毎年必ずゲットできるとは限りません。「今年はぜんぜん見なかったね」という年もあるのです。ちなみに昨冬は、1月時点で4杯もゲットしていたようですが^^;

今年の第一号は、体長90cmほど。ふつうのイカに比べたらずっと大きいですが、ソデイカのサイズとしては、特大というほどでもありません。それでも捌いて切り分けたら大量になりますので、ご近所にお裾分けです。ソデイカがとれた、そのこと自体が面白いので、皆さん喜んでくださいます。そして、もちろん、美味しく頂けるのですから、さらに嬉しい。ふつうのイカと同様の「イカレシピ」で、活躍します。我が家はイカ素麺(お刺身)と天婦羅でいただきました。

この冬は何杯のソデイカに出会えるやら。楽しみです^^

SLADMORE GALLERY/ロンドンでのクリスマス・ショウは12月4日(水)スタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

SLADMORE GALLERY/ロンドンでのクリスマス・ショウは12月4日(水)スタート。

ロンドンSLADMORE GALLERYでのクリスマス・ショウまで、あとちょうど1週間となりました。すでに作品は先方に到着し、電子カタログでのご案内もそろそろ始まるころ。おかげさまで、ギャラリーには藤吉憲典作品への問い合わせも増えているということで、早くも作品追加が可能かとのオファーがありました。嬉しい限りです。

会期は12月20日まで。クリスマス・ホリデーに入るまでに、クリスマス・ショウを楽しむ、というわけです。ロンドンの街はもうクリスマスデコレーションがはじまっているでしょうね。期間中ロンドンにおいでの皆さま、よかったらぜひお出かけ下さい。ギャラリーにお出かけの際は、事前に電話かメールでオープン時間の確認をして、訪問日時を伝えておくことをお勧めいたします。

藤吉憲典の公式インスタグラムでも、作品の写真を公開しています。

藤吉憲典公式 Instagram:ceramicartist_kensukefujiyoshi


Unique sculpture by Edouard Martinet and Kensuke Fujiyoshi

4 December 2024 – 20 December 2024

Our Christmas season exhibition showcases Edouard Martinet’s new unique sculptures of insects, animals and birds, all remarkable and witty creations, and Japanese master ceramicist Kensuke Fujiyoshi with his new collection of exquisite porcelain animal boxes.

Catalogues will be available soon.

展覧会カタログは電子カタログで配布されます。展覧会に登場する作品の最新情報をいち早くゲットしたい方は、SLADMOREの公式サイトから、ニュースレター(メールマガジン)をお申込みいただくのが、一番早いと思います。ご興味がありましたら、ぜひSLADMORE GALLERYにお問い合わせくださいね。

南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南青山・百福さんのオンラインショップで、藤吉憲典の器を掲載中です。

南青山・百福さんでの藤吉憲典展は、11月15日(金)無事最終日を迎えました。

初日・二日目と在廊したダンナ・藤吉憲典。今回もたくさんのお客さまにお会いできたと、喜んでおりました。個展期間中ご来場・お買い上げくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました。

そして、個展終了後の現在、百福さんのオンラインショップでは、藤吉憲典の作品を一部ご紹介中です。11月末までの掲載予定です。

百福オンラインショップ

個展に足を運べなかった、という皆さま、ぜひこの機会にご覧くださいませ。

九響の演奏会「名曲・午後のオーケストラ」を聴きに行ってきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

九響の演奏会「名曲・午後のオーケストラ」を聴きに行ってきました。

勤労感謝の日は、アクロス福岡シンフォニーホールでの九州交響楽団(九響)のコンサートへ。上の写真は、つい先日登山報告をした「アクロス山」。シンフォニーホールの裏側にあたります。九州交響楽団の演奏会「名曲・午後のオーケストラ」は、休日の午後にあるので、ゆっくりした気持ちで足を運べます。ホールに入る前に、またアクロス山に登るのもいいな、などと思いつつ。

…のはずが、時間に余裕をもって駅に行くと、どこかでの踏切事故の影響で電車のダイヤが大きく乱れておりました。えー!と思いつつも、次に来た電車にとりあえず飛び乗り。早めに出ててよかったと思いつつ、これならバス移動でも開演に間に合う!という時間に無事博多駅に到着。ところがバス停に並んでいたら、今度はなかなかバスが来ません。あれ?と思って到着予定を示すパネを見たら、1時間以上前に出発しているはずのバスが、発車前の状態で表示されていました。イライラし始めたお客さんが係員さんに問いただすと、どこかで事故などがあったわけではなく、週末の道路混雑が理由だということで。

これはタクシー使うべきかしらどうしようかしらと悩みつつも、列を離れられず、腹を括ることに。やっと到着したバスに乗る頃には、すでに開演時間を過ぎていました。「こんなことならお金かかっても最初からタクシー使うんだった…」とも思いましたが、仕方ありません。こういう時の判断は、なかなか難しいですね。

会場に到着すると、すぐに係員の方が寄ってきて「演奏が始まっているので、次は3曲目が終わったときにしか、中に入れません。今2曲目なのですが、2曲目終わったらすぐ3曲目がはじまるので。入るタイミングにはわたしがご一緒しますので、それまでこちらでご覧になりますか?」と、演奏の様子をリアルタイムで映している大きなモニター前にご案内くださいました。

なるほど、演奏会の様子はこうして生中継?されて、ロビーで観れるようになっているのねと、初めて知りました。しばらくモニターを眺めてから、席が三階なので早めに上に移動する旨を係員の方に伝えると、にこやかに案内してくださいました。扉の外のロビーに腰かけて待つ間も、ずっと音はきれいに聞こえていて、それも初めて知ったことでした。これはありがたい。

3曲目が終わるタイミングで、係員の方がサッとホールに続く外扉と中扉を開け「どうぞ!」と促してくださいました。あわてて係員の方の足を踏んでしまいながら「ごめんなさい!ありがとうございます!」と頭を下げてホールに入り、無事席に着くことができて一安心。ふと見下ろすと、1階の席にも、このタイミングで駆け込んだ遅刻組の方がいらっしゃいました。観たくてチケットを買うのですから、遅刻したお客さんは(わたしも含め)自身が一番「痛恨!」なわけで、その気持ちを組んでくださるような係員の方々の対応に救われました。その後の約1時間半、ゆっくりと演奏を堪能することが出来ました。

わたしが今年鑑賞した演奏会のなかで、今回は唯一声楽が入っていました。ソプラノの高野百合絵さんの歌声に感動しまくり、すぐに演奏に没入。席に着くまでのドタバタを吹っ飛ばしてくれる、すばらしい時間を過ごすことが出来ました。遅刻のおかげで、演奏会運営の一側面を拝見することができたことも、貴重な経験でした。

博物館学芸員研修「オンライン語り場」―「不登校児童生徒を支える博物館活動」に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博物館学芸員研修「オンライン語り場」―「不登校児童生徒を支える博物館活動」に参加しました。

2016年からお世話になっている、九州産業大学の緒方先生が責任者を務める博物館学芸員のための技術研修会。令和6年度も文化庁「大学における文化芸術推進事業」連続講座・オンライン語り場が開催されています。今年度のテーマは「地域の子ども、若者を支えるミュージアム活動」。今回は、福岡県北九州市にある「いのちのたび博物館」さんからの報告でした。いのちのたび博物館というのは通称で、正式名は北九州市立自然史歴史博物館。北九州市は、美術館も博物館も動物園も充実しています。もともと製鉄で栄えた一大産業地ではあるものの、斜陽となったのちも、文化的な社会教育施設が維持され機能している、その理由が垣間見えるような報告でした。

以下、備忘。


  • MT(ミュージアムティーチャー)と学芸員の協働。
  • MTは、来館者や学校と、博物館をつなぐ役割を受け持つ。
  • 北九州市教育委員会が提唱するセカンドスクール事業。
  • 「博物館は第二の学校」
  • 学校では得られない知識習得や体験活動。
  • 「未来へのとびらオンライン授業」
  • 教育委員会主導→博物館施設への依頼。
  • 博物館からオンライン授業を中継して、学習への興味を。
  • 展示解説+クイズ+質問コーナー。
  • チャット(匿名性・発語ではなく入力による会話)の良さ。
  • オンライン=自分が安心して居られる場所から参加できる安心感の確保。
  • 博物館授業に参加することによる新たな発見・知的好奇心の高まり・探求心や意欲の向上→外界への意識の高まり・「行ってみたい」行動の喚起。
  • 事後アンケートにより児童・生徒の振り返りを促す:質問項目の作り方への工夫。

以上、北九州市自然史歴史博物館「不登校児童生徒を支える博物館活動」より

  • 教育委員会との連携、学校との連携、横のつながり。
  • 声をかけてもらえるような関係づくり、取り組みのアピール。
  • 学校教育のなかでは埋もれてしまう子どもたちが、安心して居れる場所・活躍できる場でありたい。
  • 社会包摂。
  • 多様な窓口、多様な切り口を作る→発信。
  • 図書館に続け!

以上、語り場(ルーム6)より


今回も学びの大きい90分でした。ご一緒させていただいた皆さま、ありがとうございました!

読書:『嫉妬』『ある女』『シンプルな情熱』―勝手に「アニー・エルノー祭り」開催中。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書:『嫉妬』『ある女』『シンプルな情熱』―勝手に「アニー・エルノー祭り」開催中。。

先日、ノーベル文学賞受賞作家とも知らずに、いつものカメリアステージ図書館新刊棚から、表紙の雰囲気に惹かれて借りてきた、フランスの作家アニー・エルノーさんの本。

自伝的小説というのは、ややもすれば著者の思い入れの強さやくどさが読み辛さにつながったりする感じがあるのですが、それらも含めて面白さを感じるのが、アニー・エルノー著の魅力なのだと思います。というわけで、さっそく図書館で著者名検索。早川書房から出ている既刊を、さかのぼって借りて参りました。

早川書房サイト:アニー・エルノー

読書:アニー・エルノー

どれもこれも、著者の「女性として」の自意識が強く感じられました。ただ、それがあまりにも淡々とした文体であるので、感情の入る余地が無いというか、ドロドロしているはずなのに乾いた感じというか、なんとも不思議な読後感なのです。最初の本を読んだ時に感じた「執筆作業はきっと痛みを伴うのだろうな、血を流しながら、痛みを昇華していくのだろうな」という感想はそのままにあるのですが、自らの体験をつづった文章にしてはあまりにも客観的とでもいいましょうか。

読後に訳者のあとがきを読んで「なるほど」と思ったのは、彼女の本をどう位置づけるか、についての論考でした。「自伝的小説」ではあるのだけれど、フィクションでないのはもちろん、ノンフィクションとも言い切れない、ただの「テキスト」つまり「文」の集合体である、というような理解でした。そしてその著者の姿勢がかたちとなっている文体こそが、読者にとっては魅力なのだというところ。

内容云々というよりは、独特な文体とアプローチこそが、作家としてのユニークな魅力であるということを、実感として味わえる読書でした。例えばカズオ・イシグロなどは、書くたびに意図的に書き方を選び・変えることによって、さまざまなアプローチを試しているような気がしますが、アニー・エルノーの、すべての本を「わたしのやり方はこれ!」と貫いて書く姿勢は、空恐ろしい感じさえします。

ともあれ読み手に取って、そのアプローチには中毒性があります(笑)。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第2回目に参加いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第2回目に参加いたしました。

令和6年度デザイン開発ワークショップの2回目でした。第1回目は単なる全体の顔合わせでしたので、各地区に分かれての実質的なワークショップとしては1回目です。

わたしが参加する北九州地区のコーディネーターとアドバイザーは、西日本工業大学の梶谷克彦先生、株式会社GKデザイン総研広島の遠藤大輔さん、株式会社宣研の重松依子さんの三名で、昨年度と同じ顔ぶれ。前回のワークショップを経ての信頼感があります。

以下、備忘。


  • 一番やりたいのは何なのか?
  • どこに、なにを訴求するのか。
  • 狭くても、手堅い市場。
  • 商品に添えるストーリーブック。
  • 機能訴求と情緒訴求。
  • 相反するものを掛け合わせる。
  • 好きなもの、身近なもの。
  • その商品と一緒の、生活シーン。
  • エントリーモデル→ハイエンドモデル。
  • エントリーモデルからハイエンドモデルまでのステップとして、何を提供するか。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第2回目より。


わたしにとっては、最初から「!」連続のブレストタイムとなりました。一つ明確に方向性が決まり、充実感。まだスタートしたばかりですので、さらに突き詰めていけると思うと、ワクワクします。次回が楽しみです。