海外発送、四苦八苦(笑)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

海外発送、四苦八苦(笑)

先日のブログで「海外での宿泊」をご紹介したところ、微々たる情報であったにもかかわらず、思いのほか反響をいただきました。ありがとうございました<(_ _)>

実体験に基づく情報は、ちょっとしたことでも役に立つところがあるのかもしれないな、と今更ながらに思い出したので、本日は「海外発送」について。

とはいうものの、業務用の海外発送は2014年からはじまり、しかも今のところ年に数回なので未だ慣れず。これまた発送準備の度に「ほんとうにこれで大丈夫か!?」と緊張。トライ&エラーの連続で、不備が指摘されるたびに学んでいる状態です。

そもそも扱っているのが「ワレモノ」なので、お届け先さま ―個人のお客さまでもギャラリーさんでも― から「無事届きました」の連絡があるまで安心できないという側面は、国内外問わずあります。海外発送の場合は、それに加えて「税関」を問題なく通るための必要書類がきちんと揃っているか、というところ。

初めての発送の時は、個人のお客さまへの海外発送の延長と安易に考え、郵便局のEMSを利用しました。EMSの伝票は、使ったことのある方はご存知かと思いますが、それほど複雑でない内容物の場合、その伝票に欄のある項目をきちんと記載すれば、輸出のための必要事項は整うようにできています。

ところが「書類に不備あり」で、税関からギャラリーに到着するまで2週間近くかかってしまうという大失態をしました。「通関のための書類としてこれとこれを至急送って!」など、ギャラリーさんの指示を仰ぎながら四苦八苦。用心してかなり早めに出荷していたためアートフェアの開幕に間に合ったものの、大汗をかきました。

このときに初めて、アーティストとギャラリーの間での海外輸出入に関して明記すべき、いくつかの必要事項があることを学びました。

つづく。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。