こんにちは!ふじゆりです。
ここ数日、お掃除をしながら来る年に意識を向けています。
今年は自分がこれまでに培ってきた思いや、大切にしたいと思っていることを
言語化してくれる本にたくさん出会うことが出来ました。
↓先だってこのブログでご紹介した本↓をはじめ、古典・新著かかわらず
福原義春さんの『美-「見えないものをみる」ということ-』
岡倉天心の『The Book of Tea』
必要なタイミングで、必要な本に出会うようになっているのだなぁ、と感じます。
その最新がこちら。図書館で目が合いました。
「スローシティ 世界の均質化と戦うイタリアの小さな町」
町づくりとは違いますが、花祭窯もまた、「均質化」に逆行する仕事、特化することを良しとしています。
藤吉憲典作陶理念 のなかで
『一人の手でつくるからこそできる仕事、
画一化・巨大化の対極にあるものづくりをします。』 と。
均質化せず、自分を貫く。
それはシンプルなことではありながら、そうあり続けることができるのは
ある意味とても贅沢なことなのかもしれないな、と思いました。
「スローシティ 世界の均質化と戦うイタリアの小さな町」のあとがきに
「場所のセンスを取り戻す」とありました。
「場所のセンス」
なるほどなぁ、と思わずうなずく言葉でした。
一軒の窯元、一人の作家ができることのなかで、
少しでも地域に貢献できることがあるといいな、と思いつつ。