FRANCE YA宗像

「丁寧に作られたおいしいもの」をいただくと、涙が出てきたり、笑いが出てきたりする。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「丁寧に作られたおいしいもの」をいただくと、涙が出てきたり、笑いが出てきたりする。

福岡県内は引き続き「マンボウ」下です。コロナ禍で会食機会の設定に神経を使うなか、「誰かと一緒にご飯を食べる」のは、今や気軽な楽しみというよりは、とても贅沢な時間になってきています。機会が減るほどに、「どなたとご一緒するのか」「どんなお店でお食事をいただくのか」、要素選択の重要性がどんどん増すのを感じます。そして、今は飲食機会に顕著にあらわれつつあるこの傾向は、すぐに「モノ」の選び方にも波及するように思います。

さてそんななか、久しぶりのランチ女子会。勉強会つながりで長年お付き合いのある女性経営者のお友だち数人と、ご一緒することができました。場所は宗像のフレンチの名店FRANCE-YAさん。信頼する方々と、信頼するお店でのお食事会です。

気心の知れた皆さんとの近況報告。「おしゃべりは控えめに」のなか、交わされる会話は心にしみてくるものですね。そこに、気持ちを解きほぐすようなおいしいお料理。心も体もほっこりと温まって、涙ぐんだり笑ったり。場を作り上げる料理の力を感じる、とても幸せな時間となりました。

「丁寧に作られたもの」を手に入れると、丁寧に使おうと意識が働くので、長持ちにつながる。とブログにアップしたのはつい数日前のことでしたが、このたびは「丁寧に作られたおいしいもの」をいただくと、心も体もフルに五感で喜ぶと実感。分野を問わず、丁寧な仕事をする方々が周りにいらっしゃるので、とても恵まれています。あらためて、ありがたいなぁと思いつつ。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。