こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
2017年は、これまで自分たちがやってきたこと、これからやっていこうとしていることの意味・価値を支える根拠を、いろいろな形で修得した1年でした。
あらためて、大切なことを整理整頓。その1。
研修や講義や本を通して再確認できたこと。
- MUSEUMS CHANGE LIVES 生活(生き方)の質を変える場としてのミュージアム。
- 自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる。(アフガニスタン国立博物館)
- Museion 古代ギリシア語で、学芸・芸術の神の名
- Who is it for? 誰のためのもの?
-「見た人の精神・思想を動かし」、その結果「知識を高める」。 - Meet Me at the Museum 「ミュージアムで、わたし(のルーツ)に出会う」
-他人事から自分事へ。 - Person Centered Museu 人々を(成り行き任せの)客体から、自らの歴史をつくる主体に変えていくもの。
- Tell us what you think! Ask me right now! Leaving your Mark!
以上、九州産業大学美術館教授 緒方泉先生(2017年2月5日放送大学公開講演会「博物館の新たな魅力を探る」)より
- スクーリング(学校教育)で出来ないことを行うのがエデュケーション(教育)。
- 美術とは「ものの見え方」であり、「見える」「聞こえる」は、文字と結びついて初めて成立する。
- 一番大切なのは「本物を鑑賞する」こと。
- 美術(美意識)は、生活(生き方)の基本になる。
- 博物館(美術館を含む)は、自分のルーツを辿ることができる場所。
-「わたしが、ここに、こうして、居る」を肯定できる場所。 - 美術を使って、美術以外のことを学ぶ。
以上、元宮城県美術館教育普及部長/美術家 齋正弘先生(2017年12月5日学芸員技術研修会 大分市美術館)より
緒方先生と齋先生という最強の思想的味方(と、わたしが勝手に思っています^^)を得たことで、これまでうまく言葉に表せなかった芸術(アート)の考え方を、自分の言葉で明文化していく作業をスタートすることができました。
2018年はこれを形にして還元していきます(^^)