藤吉憲典 サイ

イタリアに思いをはせてみた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

イタリアに思いをはせてみた。

福岡県の出先機関である福岡アジアビジネスセンターが開催した「欧州ビジネス相談会」に参加してきました。名前に「アジア」とついていますが、アジア地域以外についてもフォロー体制があり、海外展開においてアドバイスを求めたいとき、気になるセミナーがあるときなどに、ときどきお世話になっています。

今回は、イタリアの専門家として福岡で仕事をしている方と、イタリアからいらっしゃっている女性に、いろいろとお話を聞くことができました。

彼女たちと話をしていて、とても感動した言葉がありました。

「わたしたちイタリア人は、生活の基盤に芸術を欲しているのです」

彼女たちはアート関係の仕事をしているわけではなく、彼女の話し方からも、それは特別なことではなく、イタリアはそんな国なのだという誇らしさを感じました。

その後も「手づくりの一点もの」に高い価値を置く、「アルティスタ・アルティザン(感性と技術力を持ち合わせた芸術家)」が尊敬を集めるなど、ワクワクするような言葉が続き、これはぜひイタリアに行かねばと思いをはせたのでした。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。