福岡市博物館驚異の世界展

ルドルフ2世のコレクション、観てきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ルドルフ2世のコレクション、観てきました。

上の写真はルドルフ2世のコレクションではなく、今回の展示に合わせて特別コラボレーションの現代美術作家フィリップ・ハースさんの作品です。写真OKでした(^^)

福岡市博物館で開催中の
神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展。

面白かったです!

少し前に友人と「福岡市博物館の特別展示って、センスがいいよね」なんて勝手なおしゃべりをしていたのですが、ほんとうに今回も素晴らしかったです。

「美術品・工芸品の収集や学問の研究を通して宇宙の真理を追い求めようとした」(神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展 公式サイトより)

それがひしひしと伝わってくる展示でした。

宣伝用には、アルチンボルトによる「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」が最前面に押し出されていますが、わたし的見どころは…

ルーラント・サーフェリーの描く鳥や動物たち、作者不明のバベルの塔、オウム貝の杯、象の形をしたからくり時計、水彩で描かれた花や虫…と、今ぱっと思い出すだけでも盛りだくさん。展示場を3周しました。

ちなみに「ウェルトゥムヌス」って何?と思って検索してみたところ「ローマ神話に登場する果樹と果物の神」(Wikipediaより)だそうです。

福岡市博物館での会期は12月24日(日)まで。もう一回行けたらいいな、と思っています(^^)

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。