こんにちは!ふじゆりです。
花祭窯では、普段「陶芸体験」なるものは一切受け入れていませんが
毎年1週間(実質5日間)の中学生の職場体験を受け入れています。
今年は3年目。
1年目、2年目と経験してわかってきたことを反映しながらの取り組みです。
中学生が来てくれている時間を無駄にしないよう、
いろんな仕事があるのだと知ってもらうことが出来るよう、
そして、出来れば陶芸の仕事のおもしろさを感じてもらえるよう。
受け入れる側のこちらの度量が試される5日間です。
今年はゴールを「箸置きの生地づくり」において
少しづつ、慣れていってもらうことを意識。
お客さま用駐車場の草むしりにはじまり
海散歩で貝殻を拾い、デッサン(平面図)→カタチ(立体)にしていく作業を入れてみたり
来年の干支に向けて、図書館で「サル」の資料を集めてもらったり
視覚から平面へ、平面から立体へと
目と手、視覚と触覚(皮膚感覚)をつかっていく練習のよう。
「人に教える」ことの難しさと面白さ。
そして、おそらくうちで一番カタチの単純な箸置きの生地をつくってもらいました。
もちろん、ここから多少の手を加えてカタチを修正していかなければ
お客さまにお出しできるものは出来上がりませんが、
かなり頑張ってくれました。
職場体験も本日が最終日。
将来の仕事を考えるきっかけのひとつになると嬉しいな、と思いつつ。
わたしたち自身の5日間のあり方もしっかり省みて
また来年、中学生が来てくれるといいな、と期待しています。