錦浅葱文楕円小皿 藤吉憲典

九月のお干菓子。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

九月のお干菓子。

和菓子このわさんによる季節のお干菓子。すっかり毎月の愉しみになっています。お客さまにお茶をお出しするときに、お茶菓子が季節のエピソードを添えてくれるというのは、あらためて嬉しいことだなぁ、と感じます。

さて今月は柚子を持ってきてくださいました。季節的には少し早いのかな?と思いましたが、そろそろ青い柚子から収穫期に入るようですね。九月に入って朝晩涼しくなってきたところ、季節をちょっぴり先取りするのもまた贅沢です。

上の写真、お皿は浅葱(あさつき)の楕円小皿を使ってみました。藤吉憲典のオリジナル。創業時から作っているロングセラーです。浅葱、つまりネギの花をデザインしたものなのですが、ぱっと見た感じで受ける印象はヒガンバナ。柚子のお菓子を載せたら、朱色・薄いグリーン・黄色が楽しい一皿になりました。

もうひとつ、黄瀬戸の豆皿に載せてみたら、こちらはお月さまのような雰囲気に。

さて今回のお干菓子、なんと命名しようか、思案中。

浅葱楕円小皿はこちらで詳細ご覧いただくことができます(^^)

 

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。