津屋崎藍の家のお雛様

今年も藍の家でお雛様。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年も藍の家でお雛様。

毎年楽しみな、藍の家のおひなさま。藍の家は、我が家の近所、津屋崎千軒内にある、登録有形文化財の古民家です。お散歩がてら見に行って参りました。この距離感が、なんともありがたいです。

歴史を感じる立派なお雛様がいくつも。古いものは90年近く前のものとか。ちゃんと残っていることがすごいですね。「もう飾る場所がないから」と寄贈されることも少なくないようです。個人のお宅にあれば、親族以外の多くの人に見てもらう機会は少ないであろうお雛様。こうして公の場に飾られることで、たくさんの人が見ることができるのは、とても嬉しいことですね。あやかってわたしも眼福^^

上は、お座敷正面で出迎えてくれるお雛さま。周りにはたくさんの鞠(まり)が下げられ、華やかな空間になっています。

わたしは、お人形よりも、まず道具に目が行きます。小さくても美しく丁寧に作られた道具の数々。ミニチュアを愛でる楽しさは古今東西変わらないものなのだろうな、とつくづく。

ここに写真で上げていない、素敵なお雛さまがまだまだありました。藍の家の二階には、民俗資料を飾ってあるスペースもあります。お雛様は3月いっぱいは展示してあるようです。津屋崎方面お越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね♪

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。