こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
春の福岡は美術展が熱い!
振り返れば先月は、3つの展覧会に足を運んでいました。アートエデュケーションを仕事にしている者としては、決して多い回数ではありませんが、「ついでに」ではなく、その展覧会を観ることを目的に足を運ぶときは、それなりにエネルギーも必要です。古今東西、作家が自分自身をかけて全力で作った仕事に向き合う、というのは、そういうことだと思います。思いがけずフットワークよく動くことができたので、「わたしもようやくコロナ禍下の行動パターンから意識が抜け出しつつあるのだな」という確認になりました。おかげさまで、良いインプットになりました。
さて新年度。4月スタートの福岡の美術館・博物館での特別展も、熱いです。もちろん個人的な好みはありますが、おそらく大人気だろうな、という展覧会が3つ。ここに記録することで、観に行くぞ!の決意表明です。
◆古代エジプト美術館展 福岡アジア美術館
年初めに『おとなのOFF 2023年絶対見逃せない美術展』をチェックした際、観に行きたい展覧会ベスト3に入れていたものです。
先ほどあらためて展覧会の特設サイトをチェックしていましたら、展覧会の「学術協力」のところに、近藤二郎氏のお名前発見。この方の著書『古代エジプト解剖図鑑』を図書館で見つけて面白く拝読したのは、ちょうど2年前のことでした。ますます、展覧会への期待が高まります。
◆ミュシャ展 福岡市美術館
◆アール・ヌーヴォーのガラス 九州国立博物館
ほぼ同じタイミングで、県内でこの二つの展覧会が開催されることの不思議。どちらも観て「アール・ヌーヴォー」にどっぷりと浸かる、ことを促されていると考えざるを得ません。この時代のデザインに惹かれる日本人は、とても多いですよね。2018年~2019年に開催した福岡ACAD.「世界史を建築家の視点で学ぶ!」の講座でも、アール・ヌーヴォー、アール・デコの時代は、大人気だったのでした。
展覧会の告知チラシを見ただけでも、ワクワクしてきます。福岡市美術館のミュシャ展も、九州国立博物館のアール・ヌーヴォーのガラス展も、全作品写真撮影OK(ただしフラッシュ撮影、動画撮影は禁止)ということで、昨今の流れではあるものの、嬉しい限りです。
福岡にお住まいの方、福岡方面お越しの方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか^^