波折神社で輪越し神事

波折神社で輪越し神事。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

地元の波折神社で輪越しの神事がありました。

ここ津屋崎に越してきてから、喪中の年を除いて毎年必ず参加してきている季節の行事。波折神社の鳥居につくられた大きな茅の輪を、神職さんを先頭にぞろぞろと三回くぐり歩きます。

夕方になるとぽつぽつと境内に地域の方々が集まってきます。今年は例年にも増してたくさんの方が集まっていたように思います。輪越しが終わると、神殿で代表の方々が玉串を捧げ、神事が終わると紅白の饅頭がふるまわれます。帰り際には、先ほどくぐった茅の輪の茅を何本か頂き、自分で輪を編んで、家の玄関に飾ります。

上の写真、向かって右の緑色の残る輪が今年のもの、向かって左の茶色の輪が昨年作り一年間我が家の玄関で守ってくれたものです。

「茅の輪くぐり」「夏越し祓い」「輪越し祭」いろいろと呼び方があるようですね。新年が明けてから夏に入る前の半年の間の無事を感謝し罪(穢れ)を祓い、その先の半年の健康と無事を祈る神事です。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。