こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
津屋崎陶片ミュージアム、注ぐ器。
ぱっと見、酒器と思ってしまうのは、我が家でのこの手の注器の用途がほぼお酒用であるから、という声が聞こえてきそうです(笑)
注ぎ口のついたものには水注や急須、土瓶などもありますが、ついている位置や形からして、これは酒の注器と思われます。
内側にも釉薬がきれいにかかっています。蓋がかぶさる口の部分もきれいに仕上がっていて、とても丁寧な作りです。そのつくりに対して、絵付がなんともおおらかなのは、ご愛嬌。
17世紀末から18世紀初頭あたりのものでしょうか。お酒一合ほどの可愛らしいサイズです。