こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ5
「まとめ4」までで、おおむね完了したつもりでおりましたが、展覧会経費としてなにが必要だったのか、書き留めることを失念していました。今回は「開催する」ありきでしたので、必要経費についてあらかじめ細かい予算を考えるではなく、その都度の対応でしたが、本来は開催検討のスタート時点で把握しておくことが大切な要素のひとつですね。
「磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1」では、アンケート回収結果などから数字的なまとめ、「まとめ2」ではご来場者様の声を抜粋し、「まとめ3」ではいただいたご来場者様の声からの考察をまとめました。「まとめ4」では、起案から会期終了までの全体の流れと、実務的な反省点。そして、この「まとめ5」では 「何に・幾ら」 を出します。
公の美術館の貸し館を利用して展覧会をする場合に、どのような費用が必要になってくるのか。ざっくりとですが、今後開催を検討している方々にも参考になるかもしれません。もっとも「会場費」は開催する地方・場所により大きく異なりますね。他所でやったことがありませんので比較はできませんが、福岡アジア美術館の貸し館の価格設定は、その場所・空間の価値に対して、良心的だと思います。
- 会場費(福岡アジア美術館8F交流ギャラリー6日間) 74200円
- フライヤー1印刷 カラー×モノクロ200枚 4092円
- フライヤー2印刷 カラー×モノクロ200枚 4092円
- ポスター印刷 A3 3枚、B2 1枚 10054円
- パンフレット印刷 全ページカラー A4 24頁 60部34045円
- 受付事務外注(3時間×2日)4000円×2日=8000円
- コピー代
- 事務用品 アンケート用クリップペンシル
- コロナ対策費 手指消毒液、物品用消毒液、除菌シート、不織布マスク
- 交通費 駐車場代、高速代、電車&バス代、
- お礼状(ハガキ、切手)
今回は使わなかったけれど、発生可能性のある費用としては
- 印刷物のデザイン:見積段階では、チラシ・ポスター・パンフレットすべて込みで8~10万円。
- キャプションボード等製作:
- 搬入運搬:
こんな感じでしょうか。上記以外に、通常業務上の経費と切り離し難いものもありますので、厳密なものではありませんが。大きかったのは、会場費と印刷費。いずれも必須のものです。こうして項目を羅列してみると、準備物のチェックリストや、To Doリストとしても使えそうです^^