藤吉憲典蕎麦猪口

磁器作家・藤吉憲典のロクロ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

YouTubeにアップした動画をブログでご紹介することもできるのだと今更思い立ち。

磁器作家・藤吉憲典のロクロ。

これは盃(さかずき)を作っているところです。時間にして約1分。

お酒が好きで、ぐい呑み、盃、片口、徳利…
気がつけば酒器ばかり作っています。

 

ところでこの動画、もしかしたら、ロクロ専門の職人さんがご覧になったら「あれ?」と思うところもあるかもしれません。ロクロの使い方は、産地によって習慣が違うこともあるらしいのですが、そのうえ藤吉のロクロ技術はほぼ我流なんです。

もともと「絵付け」からやきものの世界に入っていることと、窯元時代は商品開発担当だったため、新作のサンプル用にちょっと作ればいい程度だったので「たくさんロクロを引く」ということが無かったのでした。

ロクロの習得は独立してから必死になって身に付けたものです(笑)注文品を数作りながら鍛錬・工夫していく一方で、当時佐賀県有田の窯業大学(現・佐賀大学芸術地域デザイン学部)のプロ向け夜間講座に通って、ロクロの伝統工芸士の方の指導を仰いだり。

 

次回は絵付の様子をご紹介しますね(^^)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。