藤吉憲典 RED WOLF

立ち位置のちがう人に会いに行く。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

立ち位置のちがう人に会いに行く。

写真は「立像」というだけで、内容とはあまり関係ありませんが(笑)

花祭窯の産業分類は窯業(ようぎょう)であり、事業主である藤吉憲典は陶芸家・アーティストという枠組みであり、わたしの主な仕事はそのマネジメントということになり…そもそも「同じような立場の人」はあまり周りにいないのですが、それでも意図して「自分のいる場所とちょっと違う」人に会いに行くと、狭くなりがちな視野が一気に広がるなぁ、と思うこと多々。

今日は年商数百億をあげる実業家の女性とお話をする機会を得ました。会社経営者である知人友人はたくさんいますが、久しぶりに「実業家!」という雰囲気の方とお会いしました。会社員時代(20数年前…)法人営業をしていたころの感触を思い出しました。

話をしていて、花祭窯の事業の在り方・経営の観点が、一般的な「会社経営」という視点からはずいぶん離れていることを、あらためて認識しました。「起業・経営するからには、しっかり収益をあげること、雇用を生みだすことが求められる」その社会的な使命感をしっかりと果たしている自信と、そして責任感ゆえちょっぴり経営者の孤独を感じさせる語り口が、とても魅力的な方でした。

気さくでありながら無駄な会話はなく、ズバズバと思ったことをおっしゃる方で、とても面白かったです。お話したのはほんの30分程度でしたが、おかげさまで、ひとつ新しいことをスタートさせるめどがつきました。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。