読書『世界史をつくったビジネスモデル』(新潮選書)

続・読書『世界史をつくったビジネスモデル』(新潮選書)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

続・読書『世界史をつくったビジネスモデル』(新潮選書)

つい先日感想を書いたばかりでしたが、読後の余韻が大きいので、続きを。

「第Ⅱ部 フロンティア拡大というビジネスモデル」から、ぐいぐいと読むスピードが上がった本書。第1章~第3章までで「海洋国家」について学ぶと、第4章以降は近代から現代にかけての「ビジネスモデル」の変遷の話。

AT&T、IBM、マイクロソフト、アップル、アリババ、アマゾン、グーグル…ビジネスモデルの成功と失敗、復活。時代をリードしてきた企業と、その周辺や背後にあったもの。自分がパソコンやインターネットを使うようになってから今に至るまで(約四半世紀!)、パソコン本体や周辺機器・ソフトウェア・インターネットサービスにおいていくつもの会社名が出て来ては消えて行ったことを思いだしました。また中国の現状、とくに世界の産業界において果たしている役割について、あまりにも知らないことがたくさんあることを感じました。

読み終わって数日、「わたしは、花祭窯は、どんなビジネスモデルで進んでいくのか」自分への問いが頭の中を占領しています。索引まで含めて455ページ。時間の無い方は第Ⅱ部第4章以降を先に読むと、昨今のビジネスモデルの変遷とこれからの世のなかの動き、そのなかで自らはどう考え進むべきかの示唆を得ることができるかもしれません。

↓先日書いたものはこちら↓

読書『世界史をつくったビジネスモデル』(新潮選書)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。