花が無いときは、葉っぱで。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花が無いときは、葉っぱで。

真夏らしいお天気が続いています。朝から蝉の声、青い空青い海に、ぴかぴかの陽射し。花祭窯の小さな露地では、百合の花も終わり、力強い緑色に覆われてきています。ちょっと花でも活けておこうと思ったときに、パッととってこれる花が無い!という状態。

そんなときは、まず近所のお魚センターうみがめに足を運びます。でも、やはりこの猛暑続き故でしょうか、切り花があまり出ていません。活けたいと思える花がないならば、無理はせず、頭を切り替えます。そう、我が家の庭に緑はたっぷりあるのですから、それらを生けよう!ということで。

濃い緑に白が目を引く、斑入りの葉蘭がありましたので、葉っぱの大きさと斑の景色で3枚選んできました。

同じ「緑」でも、こちらはやわらかい黄緑色。茎の赤茶色とのコントラストがきれいです。花が無くても、葉っぱでOK。緑が室内にあることで空間が潤いますね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。