花祭窯の師走の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の師走の庭。

ここ数日、真冬の寒さが続いています。部屋は暖めていても、キーボードを打つ指先がかじかみます。冬ってこんな風でしたね。毎年めぐってくるけれど、何度めぐってきても寒さに慣れることが無いのが、我ながら不思議です。

花祭窯の師走の庭。

この冬最初の水仙は、植えた覚えのないところから、可愛らしい花を咲かせてくれました。雨で球根が流れたりしたのかな、などと思いつつ。水仙は冬のはじまる12月から、初春、3月頃まで、種類が変わりながらずっと姿と香りで楽しませてくれます。

花祭窯の師走の庭。

花の少ない今の時期、彩を放ってくれているのはサザンカ。濃いピンクと黄色の華やいだ姿は、鉛色の雪空の下に明るさを届けてくれます。今年は咲きはじめが例年より早めでしたので、足元を見れば花弁のじゅうたん。昨日掃除したばかりですが、一日経てばこんな感じです。

10月下旬に吊るした干し柿は、すでに食べごろを迎え、たくさんあったものが最後の一列になってしまいました。お正月用に、なんとか死守したいところ(笑)

花祭窯の師走の庭。

今年は台風でもう実がつかないかな、とあきらめていた南天に、わずかですが赤い実を発見。こういうのが、とても嬉しいです。

花祭窯の師走の庭。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。