染付祥瑞文茶碗(藤吉憲典)

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

お茶のお稽古は月に2回、博多の円覚寺へ。入門して10年以上になり、ご一緒する先輩・同輩の皆さんとも仲良く和やかな雰囲気で、毎回足を運ぶのが楽しみです。ある日、ご一緒にお稽古をしているお友だちから、「長くお顔を合わせているのに、ゆっくりおしゃべりしたことが無いね。皆さんでご飯でもご一緒したいね」と言われ、たしかに!と気が付いたのでした。

善は急げで、さっそく食事会を開催することに。お稽古の終わった後に、気の置けない数名でサクッと集まりました。美味しいものをいただきながら、おしゃべりは弾みます。話題はやはり、お茶のことに集中しました。各々の語る、自分にとっての茶道、先生方への敬意、前回のお茶会の反省、これからのことなどなど。これまでお茶室で顔を合わせたときにも、おしゃべりはしていましたが、深いお話ができたのは初めてで、とても嬉しい時間となりました。

素敵だなぁと思ったのは、皆さんがそれぞれに「あの先生のようになりたい!」という目標を持っておられたこと。南方流の先生方は、ご一緒させていただく時間が長くなるほどに、それぞれに信念をお持ちであることが伝わってくる、すごい方ばかりです。尊敬する先生方がたくさんいらっしゃって、倣い学ぶわたしたちが、自分はどのような在り方を理想とするのかを考えたときに、目指すべきお手本となる先生が目の前にいてくださるというのは、ほんとうにありがたいことです。なぜそのような在り方を目指したいのかを語る皆さんの、静かながらも熱い思いを知る機会となりました。

ところで今回ご一緒したのは、50代から70代までの面々。年齢性別関係無しに、学ぶ場所を同じくし、同じ方向を見ておしゃべりができるのは、とても嬉しいことですね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その独立準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々雑用)担当として作家活動をサポートしています。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)としても、並行して活動しています。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。