花祭窯の茶室「徳り庵」

著作おっかけ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

著作おっかけ。

「この人の本、よく読んでるね」と息子に言われて、ここ1~2年「おもしろいな」と思った本をきっかけに「著作おっかけ」をしているパターンがあることに気がつきました。著者名で大人買いをすることはありませんが、書店でも図書館でも、気がつくと同じ方が書いた本を手に取っていることが増えています。とはいえ読み進める量が多くはないので、どの方の著作も、まだ読んでいない本のほうがはるかに多いのですが。

わたし個人の昨年からの流れは、原田マハさん、佐藤優さん、池上彰さん、シェイクスピアと来て、先日講演会をお聴きしてすっかり興味を持った法政大学総長の田中優子さんが加わりそうな感じです。こうして並べると、自分の読書傾向にあらためて気づきます。もう少し小説比率を高めていきたいですね。

対するダンナ・藤吉憲典は、そういえば「著作おっかけ」をはるか昔からしているように思います。なかでもわかりやすい傾向としては、山岡荘八、藤沢周平ときて、最近はまっている葉室麟さん。もっぱら時代小説を読んでいます。妄想力がとても強いので、小説の文字情報は即座に頭のなかでカラー映像(もちろん動画)に変換されているようです。

「読書日記」をつけると自分の読書傾向を省みるのにもいいよ、とよく言われますが、なかなか続きません。さしづめこのブログでの本紹介が、読んだ本をすべて紹介しているわけではありませんが、わたしにとっては読書日記になるのかもしれません。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。