『経営者に贈る5つの質問(第2版)』ダイヤモンド社

読了『経営者に贈る5つの質問』(ダイヤモンド社)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読了『経営者に贈る5つの質問』(ダイヤモンド社)

月一回の朝勉強会、形態を読書会に変更しての第一冊目『経営者に贈る5つの質問』を読み終えました。毎月ひとつの質問に対する読書と考察で、半年クールの朝勉強会にちょうど良い質と量でした。

読みはじめる前は、わたし自身が「そういえばドラッカーをちゃんと読んでいない」というところからの選書で、「今頃ドラッカー」という感じもあったのですが、この本を勉強会の最初の一冊にしたのは、結果として正解でした。

というのも、本書の原著第1版は2008年発行とわりと最近の著ではあるものの、本の中身で主張していることは、ドラッカーが50年前から言っていることと本質的に変わらないとわかったからです。これは第2版で加筆されている「ミレニアル・コラム」を通して、より理解できました。

つまるところ、事業を継続していくにあたり大切な原則は、50年前から普遍的に変わっていないということなのだろうな、と。また、本を読むなかで「これは別の本で誰かも同じようなことを言っていたなぁ」というものが大量にあり(笑)、ドラッカーの経営思想がいろんな人にたくさんの影響を与えた結果なのだろうと思えました。

そんな本ですから、事業を続けている限り何度でも、繰り返し読み直し「5つの質問に答える」ことで、大切なことに気づいたり確認する機会になるだろうな、と思いました。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。