『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)帯

読書『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)

出先で時間があるときは意識して本屋さんをぶらぶらするようにしているのですが、少し前にその「ぶらぶら」で発見し、中身はまったく確認しなかったものの表紙のビジュアルで「これは読まねば!」と決めていた本書をようやく読了しました。

なんとお友だちが「勢い余って1冊余分にあるので」と、分けてくださったのです。

「勢い余って???」と思いましたが、読み終わった今は「勢い余って余分に買ってしまった」気持ちが理解できるような気がしています(笑)というのも、表紙のインパクトから、かなり期待して読んだのですが、その期待以上に面白かったので。

著者が本書内でいうところの「プレジデント氏」が、このストーリーが「ビジネスマンにとっても勇気づけられるものだ」というようなニュアンスを著者に告げるくだりがあるのですが、そのものズバリだと感じました。特に「好きなことで起業した人」をダンナに持つ身としては、著者がいろんな場面で葛藤するたびに、「ああ~!そうなんだよね!」と他人ごととは思えない心境になりました。

帯に「科学冒険 就職 ノンフィクション!」とあります。これから独立・起業しようかと迷っている人にとっても、ひとつの示唆になる本だと思います。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。