『教養としての腕時計選び』(光文社新書)

読書『教養としての腕時計選び』(光文社新書)篠田哲生 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『教養としての腕時計選び』(光文社新書)篠田哲生 著

久しぶりに腕時計を購入した途端に、このタイトルが目に飛び込んできました。「30代からの腕時計選び」のための教養的腕時計読本です。上の写真は目次ページですが、ここを見るだけでもワクワクしませんか?著者的には「30代以上の男性」に宛てて書いたもののようですが、女性にもお勧めできる本です。

語られているのは「高級腕時計」の世界。自分が所有しているものとは懸け離れていますが、それこそ「教養的知識」のひとつとして面白く読みました。暦・時間・時計の歴史、デザイン・芸術的な側面、鑑賞対象としての腕時計の見方、技術とそれを支える人々の話…。ラグジュアリーな存在としての位置づけ(価値づけ)はアートに通じるところも多く、「所有する人の人生を豊かにする」役割の大きさを思いました。

先日書いたブログ「長~く使う。腕時計。」にも書いたのですが、わたしは30年近く使っている腕時計があり、全然高いものではなかったにも関わらず、メンテナンスすればまだまだ使えるという時計屋さんのお墨付きをいただいています。本書で知ったのですが、「オーバーホール」というのですね。高級腕時計の世界では、3-5年ごとの定期的なメンテナンスがお勧めされているということでした。

「30代以上の男性」に宛てて書いたものであろう『教養としての腕時計選び』(光文社新書)。これを大人の女性向けに書いたら、ジュエリーの要素が入ってきて、これまた読み応えのある一冊になるでしょうね。さらにゴージャスな世界観が広がりそうです。どなたかが書いてくださるといいなぁと楽しみにしています。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯(はなまつりがま)の内儀(おかみ)であり、Meet Me at Artを主宰するアートエデュケーターでもある、ふじゆり のブログです。