カスタマイズウォッチのMaker’s Watch Knotさん

長~く使う。腕時計。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

長~く使う。腕時計。

アクセサリーを身に着けることがほとんどありません。意識するのは冠婚葬祭時ぐらいでしょうか。もともと無頓着であるのに加え、「やきものや」の仕事柄、割れ物を扱うのが常であることも、影響しています。ふだんから結婚指輪もつけていません。器や作品を扱う都度着け外ししていると失くしてしまいそうなので、ずっと箱のなかです。

ふだん身に着けるものとしては、唯一外出時に腕時計をつけるぐらいです。それも昨年は外に出ることがぐっと減ってしまいましたので、出番がほとんどありませんでした。気が付けば長く愛用している二つの腕時計が、両方とも電池切れで止まっていました。時計屋さんに電池交換に行かねば!です。

道具はなんでも長く使う性質で、腕時計も例に漏れません。ひとつは大学4年生の時に大学卒業記念にバイト料で自分への贈り物に買ったもので、もうすぐ30年。もうひとつはサラリーマン時代の一つの転機に、これも自分への贈り物として買ったもので25年。いずれも腕時計としては全く高価なものではないにもかかわらず、ずっと動いてくれています。

買ったときは、こんなに長く使い続けることができるとは思っていませんでした。今更ですが、腕時計ってすごいですね。電池が切れても入れ替えれば復活してくれるし、ちょっと動きが怪しくなった数年前には、開いて掃除してメンテナンスすればまだまだ長く使えると、時計屋さんからお墨付きをもらいました。ベルトの交換によって、気軽にアップサイクルできるのも魅力です。

そんなことを思っていたら、ちょうど届いた英字新聞「the japan times alpha」に「時代を超越したバグダッドの時計修理店」の話題が載っていました。イラクの首都バグダッドにある三世代続く時計修理店のストーリー。その店内ところ狭しと腕時計で埋め尽くされている様子が写真に載っていて、腕時計ってそういうものなのね、と嬉しくなりました。代々受け継いで使われていくものなのだと分かれば、わたしの30年など短い方。

さて2021年のスタートに、訳あって新しい腕時計を調達することに。この機会に、ショップコンセプトがずっと気になっていた、カスタマイズウォッチのMaker’s Watch Knotさんでオーダーをしてみました。曰く「日本の職人がつないできた誇らしい伝統技術やものづくりを末永く将来へとつなげていきたい。」と。初めてサイトを拝見したときに、「腕時計の世界でも、伝統工芸と同じことが言えるんだ!」と新鮮な発見をして、次に腕時計を買う機会が合ったら、ここで買ってみようと思っていたのでした。

Maker’s Watch Knotさんで初めてのお買い物。気に入って購入したので自分自身は大満足ですが、30年後もずっと使い続けていけるものかどうかは、まだわかりません。サイトに「もちろん、誰もが手に届く価格で。」と書いてある通り、腕時計として決して高いものではありません。それでも、今度の腕時計もまた30年、40年、50年と人生を伴走してくれるといいな、と思いつつ。いずれまた「その後」報告をしたいと思っています。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯(はなまつりがま)の内儀(おかみ)であり、Meet Me at Artを主宰するアートエデュケーターでもある、ふじゆり のブログです。