『課題解決のための専門図書館ガイドブック』(読書工房)専門図書館協議会私立図書館小委員会編

読書『課題解決のための専門図書館ガイドブック』(読書工房)専門図書館協議会私立図書館小委員会編

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『課題解決のための専門図書館ガイドブック』(読書工房)専門図書館協議会私立図書館小委員会編

昨年末ごろだったと思いますが「このところ、カメリアステージ図書館の新刊選書がツボにハマっています(笑)」とブログに書いたことがありました。そのラッキーが、現在進行形で、続いています。本書もその一冊。

「専門図書館」なんて魅力的な響きでしょう。別に調べ物があるわけでもないのに、思わず手に取りました。わたしの人生のなかで専門図書館にお世話になったのは、学生時代に論文を書くのに資料取り寄せで使ったぐらい。公開専門図書館で最も有名なのは、国立国会図書館ではないでしょうか。蔵書から必要ページをコピーして送ってくれるサービスに助けられた記憶が鮮明です。

上の写真は目次ページ。ずらりと並んだ図書館名を見れば、解決すべき課題がさしあたりなくても、無条件にワクワクしてきます。本書をつくるにあたり、全国の専門図書館171館が、協力の呼びかけに応じてくださったそうです。ということは、もっとたくさんの公開専門図書館が、全国にあるということですね。

「実務的な専門図書館名鑑」として制作された本書。図書館自体の情報もさることながら、読み物ページも充実しています。そのひとつが「レファレンス事例」の紹介。図書館員さんのプロフェッショナルな仕事ぶりが伝わってきます。「調査支援」も図書館員の方々の重要な仕事のひとつ。「図書館という頭脳をいかに自分の味方につけるか」を考えたとき、わたしはまだまだ図書館を使いこなしていないなぁ、と実感しました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。