こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
連続講座第4回「博物館 de 回想法」
「博物館マネジメント人材育成事業」の一環である連続講座「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」。第1回目「コラージュ」、第2回目「園芸療法」につづく第3回目が「アニマルセラピー」だったのですが上海出張と重なり参加できず。第4回目の「回想法」に参加してまいりました。
写真は会場となった福岡市博物館。常設展示で、地域の歴史を世代ごとの目線で追える仕組みが面白い博物館です。当日はとっても良いお天気でした。
美術館・博物館が地域に貢献できること、地域と博物館資源を考えたときに、もっとも具体的・有効的に歴史民俗的資料が生かされる方法のひとつが回想法といえるのではないかと確信した一日でした。
以下、備忘。
- 「博物館」と「教育」「福祉」の連携をいかに実現するか。
- 市民が博物館を自分たちの「道具」としていかに使うか。
- ライフレビュー(個人回想法)とグループ回想法。
- グループ回想法で地域回想法。地域ケアとしての取り組み。
- テーマ・内容・道具
- 場の提供とサポート。
- アート回想法ワークショップ。
- お出かけ回想法。
- 記憶の展示。
- 持続性=行政の手を離れても持続可能か。
- 「体に良い博物館」「脳に良い博物館」の効能。
- 語る材料を得るための「地域の博物館」。
- 私的刺激としての博物館資料。
- 傾聴力。
- 共有する時間の濃さ→チーム力→関わりから生まれる積極性。
今回の研修では、グループワークの際に学芸員、医療関係者、福祉関係者がそれぞれの現場から語る時間がしっかり確保されており、理想と現状を話し合うなかでいろいろと考えさせられました。