花祭窯茶室徳り庵

郷育カレッジ講座「リフォームのコツ」を聴いて参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郷育カレッジ講座「リフォームのコツ」を聴いて参りました。

郷育カレッジの人気講座のひとつです。毎年受講を申し込んでおりましたが、ようやく抽選が当たりました。講師は福津市内で建設業を営む、株式会社片岡建設の片岡志朗さん。一級建築士でいらっしゃいます。2023年度郷育カレッジでの建築系の講座としては、福津市商工会青年部が担当してくださった「福津の仕事人 建築のひみつ」がありました。こちらも人気講座で、市民の皆さんの「家」「住まい」に対する関心の高さがわかります。上の写真は、手作りリフォームした花祭窯のお茶室の天井工事のときのもの。

さて「リフォームのコツ」。お話は、「家が出来るまでに関わる業者さん」の職種紹介からはじまり、「リフォーム事例・失敗例」「工務店の選び方」「リフォームのポイント」「補助金の活用」と続きました。いずれも具体的に役立つ内容ばかりで、受講生の皆さんが大きくうなずきながら前のめりに聴いておられる様子が印象的でした。

面白かったのは、建築から生まれたことわざや、豆知識の紹介。「几帳面」「ぼんくら」「埒が明かない」などなど、その語源が建築にある言葉の数々は、とても興味深いものでした。思わず人に話したくなるような豆知識もいろいろ。花祭窯は古民家=古い木造家屋なので、これらの言葉につながるものを体感できる部分も少なからず、あらためてこの建物を大切にしていきたいと思いました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。