2019読んだ本ベスト5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2019読んだ本ベスト5。

今年もこの季節になりました。読書中の本が数冊あるので、年内に読み終わるものもありそうですが、とりあえず本日までのところでランキング。


第5位:『W・チャーチル 我が半生』(中央公論新社)W・チャーチル著

ウィンストン・チャーチルの半生自伝。はじめに「現代イギリスの自伝として」とあるとおり、今のイギリスにつながる政治の流れ、イギリスから見た国際情勢の流れが、描かれています。小説のように読ませる文章で、面白く現代史を学ぶことができました。

第4位:『エグゼクティブは美術館に集う』 (光村図書)奥村高明著

美術鑑賞の効用を説いた本書は、アートエデュケーターとして知っておきたい内容が盛りだくさん。その内容の充実度合から、2回に分けて備忘録をアップ。繰り返し内容を確認したい本であり、「アーティストでは無いけれど、美術を仕事にする」方々に、おススメの本です。

第3位:『ユダヤ人と近代美術』(光文社新書)圀府寺 司 著

世界中で、アートに関わるあらゆる場面で ユダヤ系の方々が多く活躍していることを知り、その背景を少しでも理解したくて見つけたのがこの本。美術・芸術の持つ根源的な力、近代以降の「市民」にとっての美術を考えるのにも、深い示唆のある本です。

第2位:『書くことについて』(小学館文庫)スティーヴン・キング著、田村義進訳

文章指南の本でありながら、巨匠スティーブン・キングがいかにして誕生したのかを垣間見ることができる自伝的な書でもあります。ストーリーの面白さに引き込まれ、読み終えてすぐに2周目を読みました。小説家を目指す方には、ぜひ読んでみて欲しい本です。

第1位:『ハリー・ポッター』シリーズ (静山社)J・K・ローリング著

この年にしてやってきたハリー・ポッター・ブーム。ページをめくるのがもどかしく感じられたのは、実に久しぶりでした。巷で大ブームになっていた時には、ほとんど興味がなかったのですから、わからないものですね。文庫化の恩恵に授かりました。


今年は、前半は坂東眞砂子さんや平野啓一郎さんといった日本の小説家の面白さにハマり、後半はハリー・ポッターにハマりと、「小説」をたくさん読んだ一年となりました。

「この本読んだの今年だったのね!」というものもあれば、読んだことをすっかり忘れてしまっていた本もあり。もう一度読もうと引っ張り出した本少なからず。これだから、自分のために読書記録は付けておかねば!ですね。