家庭内社会科見学。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

家庭内社会科見学。

3月中旬からはじまり、もうすぐ約二か月になるお休みを満喫中の息子。とはいえ勉強のこと、お友だちのこと、部活のことなど、気にならないはずはなく、不安もあるでしょう。それでも不機嫌になることなく、うまく折り合いをつけている様子に、親としては助けられています。

我が家は仕事場兼住居の自営業なので、もともと「親の働いている姿」をあたりまえに目にする環境にはあります。今回のお休みは「日中家に居る時間」が強制的に長いので、なおのこと。思いがけず、家庭内社会科見学の時間となっています。

ダンナ・藤吉憲典の仕事ぶりは「ロクロを引いているところ」だったり「絵付けをしているところ」だったり「個展で作品を発表しているところ」と、一目瞭然にわかりやすいのですが、母親(わたし)の仕事は漠然と「いろいろ」です。

「今、何してるの?」と聞かれては、「何を、何のためにしているか」答えることを繰り返すうちに、少しづつ、どんな仕事があるのかを理解してくれているようです。今はパソコンに向かっている時間が一番長いですが、そのほかにも動画や写真を撮っている時間、展示場でなにやらガサゴソしている時間、スマホで情報をアップしている時間などなど…。「作品をつくる」の周りに、いろいろな仕事があることを、知ってもらう機会になっているようです。

子どもが「働く」ことに興味を持つのは、「勉強する」のためにもとても良いこと。そのスタートとして、自分の身近にいる大人がどんな仕事をしているかを知ることは、とってもいい教材になる(はず!)と、あらためて感じています。

こどもの日。→こどもの月。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

こどもの日。→こどもの月。

5月5日は子どもの日。花祭窯の玄関先には、恒例となった「鯛の豆皿で見立てた鯉のぼり」を飾っています。

鯛の豆皿 藤吉憲典

津屋崎に工房を移してすぐのころでした。藤吉憲典の定番ロングセラーのひとつである鯛の豆皿を「子どもの日に孫にお祝いで贈りたい」とお買い求めになったご婦人から、ヒントを頂戴した「鯛のぼり」。

今年は緊急事態宣言下であることから、5月10日(日)の母の日を、拡大して「5月は母の月」にして祝おう!という流れがあります。毎年母の日前後は、贈りもの需要で宅急便などの物流は大忙し。これを「母の日」→「母の月」にすることによって、少しでも荷物の集配を分散しましょう!ということのようです。

理由はどうあれ「お母さんに感謝する日」が1日から1か月間に広がるのは、とっても好いこと。ならば「こどもの日」だって「こどもの月」でよいのではないか!?と思ったのでした。じゃあ、6月の父の日は…ということで、6月は「父の月」でしょうか。

ともあれ、感謝したり祝ったりという気持ちは笑顔を呼びます。ならばこの際「○○の日」→「○○の月」とする動きを、個人的に加速していってみよう!と決定した、子どもの日の朝(笑)。

本の表紙に着目してみる。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

本の表紙に着目してみる。

フェイスブックなどのSNSで、Stay Homeを楽しむためという呼びかけで、いろいろな流れができています。そんななか、わたしのもとにも「読書文化普及のための BookCoverChallenge」なるものへのお誘いがありました。

友人からまわってきた「ブックカバーチャレンジ」のルールは【好きな本の表紙を1日1冊7日間/内容の説明はしない/都度1名を招待/でもま適当で/スルーも可/ルールもてきとーでよい】というもの。チェーンメール的な要素も感じるルールでしたので、ルールを自分仕様に大幅改編(笑)。誰にも回さず、本の表紙を紹介するだけにしました。

もともとブログで本を随時紹介してはおりますが、ブックカバーすなわち表紙に注目しての紹介はしていなかった!ことに気づいたので、その視点で「これ!」というものを7冊一挙にご紹介。

その顔ぶれがこちら(画像をクリックするとAmazonの本の紹介ページにジャンプします)。

1冊目:Winnie the Pooh 洋書ペーパーバック版。子どものころ、石井桃子さんが翻訳したプーさん本が家にありました。大好きで繰り返し読んでいて、その日本語訳がほぼ頭に入っているから、洋書でも大丈夫!で手に入れた一冊。

2冊目:こちらも頭の中に石井桃子版日本語訳が入っている「プー横町に建った家」。

3冊目:中島らも。20代初期によく読んでいました。ナンセンスな小説やエッセイも面白いのですが、これは、ちょっとガツンとやられた一冊。

4冊目:表紙が気になる…と思っていた時に、友人が「勢いで2冊買っちゃったから」と、プレゼントしてくれた本。大笑いしながらマジメに読む本。暑苦しくて、面白い。

5冊目:しりあがり寿氏と谷川俊太郎氏の贅沢な組み合わせ。シュールです。子どもが小さいときに手に入れたものの、息子はほぼ興味を示さず、わたしのお気に入りに。

6冊目:ギュスターブ君。あちらこちらで絵を見かけて気になっていたヒグチユウコさん。ある日思いがけず絵本の企画展で見つけ、即決で買った本。

7冊目:表紙のインパクトに劣らず、中身もケンカ腰(笑)。でもとても大切なことを言っていて、ずっと大切にしたい本。

「みんぱく」からのメルマガ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「みんぱく」からのメルマガ。

九州国立博物館からのメルマガ根津美術館からのメルマガ、に続いては、「みんぱく」からのメルマガをご紹介。みんぱく=国立民族学博物館。文化人類学・民族学とその関連分野の研究機関です。大阪府吹田市の万博公園内にあります。

5月号のメルマガでは、このご時世を反映して「おうちでみんぱく」が紹介されています。お家で遊べる民博ページに並ぶメニューは、次の通り。

 ◆バーチャルミュージアム紹介
 ◆ぬりえ(5種類)
 ◆飛び出す獅子舞 福ぬりえ
 ◆ペーパービーズ
 ◆読んでみよう!

おうちでみんぱく」のページでチェックしてみてくださいね。

民族博物館ならではの素材のマニアックさが楽しいです。子ども向けと位置付けられていますが、大人の知的好奇心にもばっちり応える情報展開ですので、家族で楽しめると思います。

花祭窯の5月の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の5月の庭。

新緑がまぶしい季節ですね。花祭窯の小さな庭も、夏に向かって青々と葉っぱが茂りはじめています。「5月の庭」としたけれど、今日が一日なので、月末にはずいぶん景色も変わっているのだろうな、と思いつつ。

この一枚だけは花祭窯の庭ではなく、ご近所のリンゴの花。