まずは一人でお茶のお稽古。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

まずは一人でお茶のお稽古。

3月以降、お茶のお稽古が中止になっています。わたしが入門している南方流では、例年ならば3月に懐石披露、4月に南坊忌とお茶会があり、気持ちが引き締まります。今年はこれらに参加できず、とても残念でした。仕方がありませんね。

ふだんのお稽古も、お茶のお稽古はまさに「三密」ですので、お休みが続いています。自分一人でも、家で手元にある道具を使ってお稽古ができることは頭ではわかっていながら、気分的に釜の前に落ち着いて座ることができませんでした。

6月も下旬になって、ようやく「そろそろ自主練(お稽古)しよう」と思えるようになってきました。もうすっかりお点前を忘れてしまったかもしれないという焦燥感もありつつ、とりあえず一歩前進です。

そんなわけで先週末は、まずお茶室周りのお掃除。露地の雑草を抜いて枯草を取り除き、お茶室に掃除機をかけて畳を乾拭き。そういえば花祭窯のお茶室「徳り庵」もずいぶん使っていませんでした。梅雨の晴れ間にお掃除できて良かったです。

季節は既に風炉。次は道具の点検です。茶筅を買い替えたほうがいいなとか、お抹茶はまだ十分にあるかなとか。少しづつ整えていくうちにだんだんと気分が上がってきます。お掃除やら道具の点検やらを通して、空間と一緒に気持ちが整っていくのだったと、今更ながらに実感しつつ。

さあ、あとは季節の和菓子を買ってきたら、十分です。美味しい水無月が手に入りますように!