「一人肥前磁器博覧会(仮タイトル)」プロジェクトスタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「一人肥前磁器博覧会(仮タイトル)」プロジェクトスタート。

「博覧会」をWeblio辞書で検索したら「産業・貿易・学術・技芸などの振興・促進のために、種々の産物・文化財などを集めて展示し、広く一般に公開する催し。」と出ました。肥前磁器の歴史と文化を、一人の作り手の仕事を通して紹介していこうというのが、今回のプロジェクトの趣旨です。結果として、肥前磁器への関心が高まるといいな、と。

藤吉憲典が肥前磁器作家として独立し花祭窯を開窯して、来年は25年目に入ります。創業から四半世紀を前に、ここからさらに肥前磁器を深め、作家としてジャンプしていくための「おさらい」として、このプロジェクトに取り組むことにしました。藤吉憲典のミッション「伝統の継承を、生きた個性で形にする」ためにも、ガッツリ取り組むべき主題であり、彼にしかできない展覧会になります。

2020年10月、自然に出てきたアイデアでした。このアイデアを現実の展覧会にしていくために、具体案と概要を書き出しまとめてきました。年が明けて、2021年度の福岡アジア美術館の貸し館でギャラリーを1週間押さえることができたので、いよいよ動き出します。会期は11月、あと約半年で準備を進めて行くことになります。

藤吉憲典の展覧会(個展・テーマ展)は通常、主催してくださるコマーシャルギャラリーさんによる、販売を前提とした展示であり、ギャラリーのオーナーさんがすべてを取り仕切ってくださいます。今回のプロジェクトは自分たち自身が主催し、非営利(現地販売無し)で行います。趣旨も方法もまったく異なり、わたしたちにとっては、大きなチャレンジです。

これから、進捗状況なども時々こちらでご紹介していきたいと思います。