「額装」という選択肢もありました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「額装」という選択肢もありました。

友人が好きな絵画のポスターを購入し、額装して飾ってみたという話を聞きました。写真で見せていただいたところ、絵と額の雰囲気がぴったりと合っていて、とっても素敵です。そういえばわたしも若い頃、美術館で好きな絵を見つけては、ミュージアムショップで少し小さめのポスターや絵葉書を手に入れ、額に入れて飾って楽しんでいました。

自分にとって特別なものを額装して飾ると、さらに特別なものになる。「額縁」にはそんな力があるように思います。高価なものである必要はありません。飾りたいものの雰囲気、飾る場所の雰囲気に合えば、そして自分が「よし!」と思えば、それでOK。今はインターネットで検索すれば、素材も大きさもさまざまな額縁が見つかります。もし、飾りたいもののサイズや雰囲気に合う額縁がうまく見つからないときは、専門の額縁やさんで、飾りたいもののサイズに合わせて作ってもらうという手もあります。

画、写真、書…平面作品ならなんでも、それがコピーの印刷物でも、雑誌の切り抜きでも、自分にとって大切なものならば、額縁の力を借りてみる。大切にしたいからといって、しまい込んでしまったら、本末転倒。美術館博物館であれば「保存」も大切な仕事ですが、個人で楽しむならば、飾って、いつでも見れるような状態であるのが一番良いと、わたしは思います。

というわけで、わたしも久しぶりに額装してみました。息子が小学生の時に作った版画です。額縁は、家にあった市販の普及品。ちょうどいい感じにサイズを合わせることができたので、ラッキーでした。