日帰り佐賀-花祭と有田へ-花祭窯はここからはじまったのでした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

日帰り佐賀-花祭と有田へ-花祭窯はここからはじまったのでした。

昨日3月30日は久しぶりに佐賀へ。釉薬、呉須(絵具)、筆などの陶芸材料の仕入れで有田に出かけるタイミングで、創業地花祭にも出かけ、独立から25年目に入るのを目前に、創業の原点を目で確認する一日となりました。写真は有田で踏み切り待ち中に出会った、MR(松浦鉄道)伊万里行きの1両編成。本数が少なく出会うのがレアなので、ラッキーでした^^

お天気が良く、桜もなんとかキープされている感じでしたので、お弁当を作りました。九州自動車道古賀インターチェンジから、一路佐賀へ。小城(おぎ)ETC出口で高速を降り、まずは村岡総本舗本店へ。村岡総本舗さんは朝9時から開いているので助かります。佐賀に住んでいた時は、小城羊羹の羊羹屋さんを制覇すべく、よく小城に足を運んでいました。お目当ての羊羹をゲットし、お茶をいただいて、いざ花祭へ。

花祭では、まずは昨年オープンした観光農園「花祭いちごの谷」を訪問しました。創業地である花祭。離れてはいるものの、地域のことはずっと頭と心にあります。限界集落に光を当ててくれた、代表の唐島さんにお話を伺うことができました。いちご狩りも堪能して大満足。これから長期的なお付き合いを通して、花祭のことを一緒に考えていくことができればと思っています。

昨年の台風で解体撤去を余儀なくされた創業地の古民家跡は、見事に更地になりました。今まであったものが無くなったのを目の当りにしたら、悲しい気持ちになるかもと思っていましたが、不思議と感傷的な気分にはなりませんでした。むしろこの更地を目にして、またゼロからイチを生み出す覚悟を新たにしました。事業者としてのわたしたちを育ててくれたこの土地に、必ず恩返しをしたいと思いました。

花祭を後にして有田へ。釉薬を作ってくれる佐賀陶磁器原料さんを訪問すると、ちょうど昼休みで職員さんが皆さん休憩中。そういえば有田はお昼休みは業務全体が休みになるのだということを思い出し、近所で桜を眺めながらお弁当を食べつつ待つことに。1時になると業務再開、釉薬をゲット。その後、道具やさん、絵の具やさんを回って、絵筆と呉須をゲット。創業前からお世話になっている陶房七〇八の豊増さんご夫妻にも、久しぶりにご挨拶することができました。

ダンナは定期的に有田に足を運んでいますが、わたしはほんとうに久しぶりの有田でした。九州陶磁文化館がリニューアル工事のため休館中で寄ることができなかったのが残念でしたが、これは、オープンしてからまた行くべし!もっと足を運ぶべし!という天のお告げと考えることに。久しぶりの佐賀への道中は、自然の豊かさを感じる、気持ちの良いドライブとなりました。