夏が来た。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

夏が来た。

写真は、昨日の空。梅雨が明けた途端に連日30度越え、青い空に入道雲の景色が広がっています。外ではもちろん、セミの大合唱。

子どもの頃から「天気図」を見るのが好きで、毎朝新聞の1面に載っている天気予報と天気図をチェックするのが習慣です。九州では例年梅雨明け前に、梅雨前線が太平洋側からの高気圧と日本海側の低気圧との間で押し合い、行ったり来たりします。その結果、太平洋高気圧の勢力が弱い間は鹿児島あたりで雨が降り、力加減が拮抗してくると熊本あたりに停滞して雨が降り、そこからじわじわと前線を押し上げて長崎佐賀福岡あたりに雨をもたらし、ついには梅雨前線を日本海から朝鮮半島方面へと追いやって梅雨明けする、という図式です。

この押し合いで「行ったり来たり」が長引くほど、大雨の心配が増えます。なので梅雨末期にはいつも、一日も早く前線が日本海側に抜けてしまうよう「太平洋高気圧、頑張れ!」と応援しているのでした。今年はこの「九州内での梅雨前線の押し合い」がさほど見られず、前線が東側(本州側)に移動するのが早かったように思います。天気図で見ると、下から上への動きではなく、左から右への動き。意外にあっさり梅雨明けするのかもしれないなぁ、と思っていましたら、北部九州梅雨明け宣言。

そして夏と言えば、百合の花。我が家の露地には、オニユリとカノコユリが咲きます。そして、植えた覚えはないもののどこからか飛んできたのであろう白い百合も。先陣を切って、まずオニユリが咲きました。オレンジ色に黒のビビッドカラーを目にすると元気が出ます。ヒョウ柄のような花弁の文様も秀逸。

オニユリ 染付唐草文一輪挿し 藤吉憲典

ご近所では百日紅(サルスベリ)も咲きはじめました。我が家の百日紅は例年晩夏なので、もうしばらく先になりそうですが。ともあれ夏の花の楽しみスタートです。