足元をしっかり見て歩こう。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

足元をしっかり見て歩こう。

ある日の津屋崎浜散歩。大潮で引いた砂浜に、たくさんのクラゲが取り残されていました。冬ならここにハコフグやカワハギの仲間と思しきお魚たちが取り残されているもので、まあ、珍しいことではありませんが。うまいこと潮の流れに乗れなかったのね…と切なく眺めつつの散歩です。

海は遠くへと広がっているのに、水平線は空とつながって遥かに開けているのに、すぐ近くの足元に視線を落としながらの海辺の散歩。足元をしっかり見て歩かないと、この「取り残された方々」を踏んでしまう危険性がありますので、仕方がありません。この日も、ぼんやり遠くの舟を目で追いながら散歩していたら、ぬるっと足を取られ、思わず「うわっ」と声を上げてしまいました。ごめんなさい。クラゲを踏んでしまいました。危うく転ぶところを踏みとどまり。

大小さまざまなサイズの透明なクラゲが、あちらこちらにいて、まるでトラップのようです。彼らとて踏まれるのは嫌でしょうけれど、水の引いた場所では動くことが出来ません。必然的に、こちらが発見して避けることが求められます。そうね、足元はしっかり確認しながら歩かないと、と、思わぬところで人生訓を得つつの浜散歩です。