南坊忌献茶会でした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

南坊忌献茶会でした。

今年も無事、「南方流遠祖南坊宗啓禅師献茶会」に参加することが出来ました。南方流の祖である南坊宗啓禅師にあらためて感謝する機会であり、献茶のお点前を拝見できる貴重な機会であり、和尚さんから直々に『南方録』の一節をご教授いただく嬉しい機会でもあります。

コロナ禍以降、広間での薄茶だけであったお茶席は、4年ぶりに四畳半のお茶室「無声庵」を開き、お濃茶もいただくという、嬉しい回帰となりました。お濃茶は、回し飲みはまだできず、一服づつ点てられました。久しぶりの四畳半は、まず躙(にじ)り口で帯があたり「こんなに狭かったかしら!?」からスタート。草履を整え、床の間を拝見し、お道具を拝見し、席につこうと毛氈(もうせん)にきっちり並びぶと「そうそう!そうだった!」と、懐かしい密着具合。今回は9名での席でしたが、そういえばコロナ前は11名とかで入っていたなぁ、と思い出しつつ。同じ席のお正客さまが和尚様でしたので、お点前の間やお茶を頂く間にも、道具のことなどを、直々に教えていただくことが出来ました。

露地にはツツジが満開でした。青い紅葉の葉っぱもすがすがしく。午後から雨の予報でしたが、お日さまが顔を出し、帰りまでお天気が持ちました。今年も南坊忌に参加できたことに感謝です。