四月八日は花まつり。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

四月八日は花まつり。

お釈迦様の誕生日です。花祭窯の窯名は、創業地の通称である地名「花祭」からいただいたもので、お釈迦様の誕生日とは関係ありませんが、毎年なんとなくお祝い気分になります。創業時に窯の名前を考えていたときには、実は「花まつり」の意味を知りませんでしたが、つくづくと良い名前を頂いたと思います。

現在わたしは、禅寺で茶道に入門しておりますが、花祭窯の名前を付けたときには、将来そんなことになるとは思いもよらず。茶道を習い直そうと思ってさまざまな流派の情報を探した結果、自分に合いそうだと感じたところが、たまたま禅寺で受け継がれていた流派だったのです。

そういえば、わたしが博物館学芸員資格を修了したのは佛教大学で、それは単に通信教育をメインにした学習で学ぶことが出来るから、でしたが、修了に向けて書いた論文の中に、お釈迦様が誕生したとされる蓮の花についての考察があったのを思い出しました。知らず知らずのうちに、なんとなく関心が向いているのだなぁ、と我ながら面白く思います。

現在、株式会社Natu Rise(ナチュライズ)さんが発行するニュースレターに、コラム「日日是好日」の提供しており、そのなかで「日常の禅語なるコーナーを書いています。素人の禅語考ですが、この原稿を書くのに毎回かなり頭に汗をかいていますので、よかったら読んでみてくださいね。

お釈迦様は誕生の時に、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」とおっしゃった、と語り継がれています。その真偽はさておき、そんな偉大な存在が生まれた花まつり。毎年この日には、なんとなくありがたい気持ちになるのです。