2023読書、下半期ベスト5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2023読書、下半期ベスト5。

例年よりもかなり早いですが、2023年下半期(7月~12月)読書のベスト5です。今年上半期のベスト5を出すのが遅れてしまった反省を生かして。

ふじゆり的、2023年下半期(7月~12月)読書のベスト5は、以下の通り。


1位 『私はスカーレット 上・下』(小学館)林真理子著

2位 『スカーレット』(新潮社)アレクサンドラ・リプリー著/森瑤子訳

3位 『口訳 古事記』(講談社)町田康著

4位 『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著/三浦みどり訳

5位 『休館日の彼女たち』(筑摩書房)八木詠美 著

5位 『絵師金蔵赤色浄土』(祥伝社)藤原緋沙子著


いやぁ、振り返るとよく分かりますが、ありがたいことに、下半期もたくさんの良書に出会っていました。そして、すっかり内容を忘れてしまった本もある一方で、心に深く残っているものが何冊も。そんなわけで、5位、5位って、なんだ!?という声が聞えてきそうですが、これはどうしてもどちらも入れたかったので、こうなりました。あと、この下半期に特徴的だったのが、少し前に読んだ本の「再読」が何冊もあったこと。個人的に学び直しというか、再確認したいことがいくつもあったことがわかります。

さてこうして並べてまず気がついたのは、町田康氏以外は、すべて女性作家の著作だったということ。あたりまえですが、本を選ぶときに、その著者が男性か女性かなんて気にしたことはありませんでしたので、結果的にそうであったということが、個人的な感想として、なんだか嬉しいことでした。

6冊中4冊が小説。『口訳 古事記』も、古典とはいえストーリー的には(というか、読み手の受け取り方的には)小説のようなものですので、これも含めると6分の5が小説。ビジネス書や実用書がひとつも入らなかったというのが、ちょっと驚きでした。読んではいるのですが、結局心に残るのは小説だったということでしょう。

下半期ベスト5が出ましたので、次は年間ベスト5です。上半期に何を読んだか、すでに忘却の彼方ですので、振り返りが楽しみです^^