読書『名画の生まれるとき 美術の力II』(光文社新書)宮下規久朗 著

そういえば!2023上半期ふじゆり的読書ベスト5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

そういえば!2023上半期ふじゆり的読書ベスト5。

明日から11月!とカレンダーを見て、ふと思い出しました。今年はまだ上半期の読書まとめをしていなかったのではないかと。「上半期」でブログ検索をかけたら案の定、今年の読書ベスト5はヒットしません。ということは、やはり書いていない。

ということで、遅ればせながら2023年上半期(1月~6月)読書のベスト5。あと二月待てば年間ベスト10を出せるというこの期に及んで、あえて上半期を出さねばと思ったのは、漠然とした感触ではありながら、今年の読書はかなり濃い!と思ったからです。とりあえず半年分をまとめておかないと、年間分の順位をつけるのは難しいだろうな、と。まあ、なによりその振り返り作業が楽しいから、というのが一番ではありますが。


1位 『名画の生まれるとき 美術の力Ⅱ』宮下喜久朗著

本書より前に出ている『美術の力』も、もちろん良かったです。わたしはたまたま『美術の力Ⅱ』を先に読んだため、本書のインパクトの方が強かったのかもしれません。いずれにしても、これからも繰り返し読む本になるのは間違いない2冊です。

2位『罪の轍』奥田英朗著

奥田英朗著の追っかけがスタートしたのも、この上半期でした。わたしにとって最初の一冊目となった『罪の轍』。これにハマったからこそ、でしたが、おかげでかなりの冊数読みました。シリアス路線もお笑い路線も、いずれも外れ無しです。

3位『オリバー・ツイスト』チャールズ・ディケンズ著

ディケンズはこれを読まねば!ということで、「読んでいなかった名著」の一冊を読破。時代背景も興味深く、圧巻でした。個人的には『クリスマス・キャロル』よりもこちらが響きました。

4位『フローリングのお手入れ方法』ウィル・ワイルズ著

これに続いて読んだ『時間のないホテル』も面白かったウィル・ワイルズ著。かなり不思議な感じのあるストーリーは、ジャンルとしては「SF」ということで、SFのイメージが変わりました。新作が出たらまた読みたい作家さんです。

5位『書籍修繕という仕事』ジョエン著

「書籍修繕」という、知らなかった世界を、とても魅力的に教えてくれた一冊です。仕事の中身に興味があるからこそのランク入りであるだけでなく、文章自体がとても魅力的でした。


いや、ほんとうにこの時点で一度振り返りをしておいてよかったです。思った通り、濃い読書をしていました。この5冊を選び出すのに、かなり悩みました。年間ベスト10を出すのが今から楽しみです♪

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯(はなまつりがま)の内儀(おかみ)であり、Meet Me at Artを主宰するアートエデュケーターでもある、ふじゆり のブログです。