こんにちは、ふじゆりです。
紫陽花が咲きはじめ、6月が目の前に迫ってきました。
本日は朝から宛名書きをしています。
6月9日は花祭窯の開窯記念日。
いつを開窯日=創業日にしようかというときに「ロックの日」で決定しました。
おかげで、結婚記念日は毎年忘れていますが、開窯記念日だけは覚えています。
佐賀・花祭での開窯から15年、+津屋崎に越してきて5年目。
今年2016年は19周年で、いよいよ20年目に入ります。
毎年創業記念に催しごとをしているわけではありませんが、
時間と気持ちに余裕のあるときに、できるだけ感謝の気持ちを形にしようと思い立ち。
ほんの気持ちではありますが、開窯月を記念して
2016年6月1日~6月30日ご予約のうえお越しのお客さまにお抹茶一服差し上げます。
※和菓子準備の都合上、必ず前々日までにご予約くださいませm(__)m
不定休でご予約の無い日はお休みすることもありますので、
ご来窯の前にご一報をお願いいたしますm(__)m
20年目を目の前に思うこと。
つくづく「人」に支えられてここまできています。
地域の方々、お取引先ギャラリーさん、お客さま、勉強会仲間、友人・・・。
ありがとうございます!この場を借りて、感謝申し上げます。
1997年「こんなに(景気の)悪いときに独立するの?」といろんな方から言われました。
藤吉憲典は佐賀県有田の複数の窯元で技術を身につけました。いわば有田焼。
当時有田ではやきもののメーカー・窯元がどんどん潰れていました。
でも、その後の20年でさらにメーカー・窯元は激減。いまだ底の無い悪循環のようです。
花祭窯はといえば、とにかくコツコツ亀の歩みで進んできました。
自分達にできること・したいこと・すべきことを、「つくるもの」についてはもちろん、
「販売先・販売の方法」についても試行錯誤を積み重ねています。
金なしコネなしで出発し、間違いや失敗もたくさんしてきましたが、
「何度失敗してもあきらめなければ終わりじゃない」という気持ちで続けています。
やきものは儲かる仕事ではないとよく言われます。
たしかにそうかもしれません。
でも「やきもので食べていく」と決めて、取り組んでいます。
20年目といっても、やっとなんとかスタート地点に立ったぐらいの気持ちだというのが正直なところです。
でも少しづつ、自分達にできることで社会に還元して行けたらいいな、という気持ちも出てきました。
今年から、少しづつですが計画していきます。
ひとつには肥前磁器(有田焼・伊万里・鍋島・柿右衛門などの総称)の技術・文化継承。
もうひとつには、肥前磁器文化の楽しさを知ってもらう機会づくり。
計画が整い次第、あらためてご案内してまいります。
支えてくれる方々が「藤吉を応援していて良かった」と思えるような自分達でありたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m