こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
読書『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)近藤弥生子
『オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)に続いては、台湾在住の日本人ノンフィクションライターさんによる取材本。300ページを超える本ですが、興味深く、一日で読み終えました。ライターさんが提示した本書のコンセプト(意図)に対して、オードリー・タンさん自身が「ソーシャル・イノベーションがテーマである点が、これまでに日本で発刊されている本と異なる」とおっしゃったと書いてありました。
たしかに先に読んだものとは視点が異なり、結果として両書が相互補完的な役割を果たしていたと感じました。『オードリー・タン 天才IT相7つの顔』では、彼女の幼少期からこれまでの歴史がより詳しく綴られていたので、これを読んでいたために背景をより理解できたと思います。
さて『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』。読みながら、とても温かい気持ちになりました。以下、備忘。
- 自分の中に小さなオードリー・タンを宿す。
- 構造の問題です。
- カメラがある場所と無い場所で、人が取る行動は変わる。
- 「オープン」と「協業」。
- 素養を身につけること。
- 「考え方」こそが、主役。
- fast(速さ) fair(公平さ) fun(楽しさ)。
- SDGsを共通言語に。
- 使命感ではなく自分が楽しいことを優先しよう
- 安定したサポート、安全な場所、制約のない活動、そして新しい世界の見方。
- 価値観から相手を知る。
- 自分が面白いと思うことだけをする。
- たくさん試す。
- 散歩、読書、睡眠。
『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)近藤弥生子 より
個人的には、本書のライターさんにも興味がわきました。台湾についての記事をあちらこちらの日本のメディアで書いておられるようです。新書が出たらチェックしたいな、と思いました。この連休中に、もう一冊「オードリー・タン本」を読む予定です^^