こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
読書『ギャッツビーがグレートな理由(わけ)』(彩流社)小野俊太郎著
いつものカメリアステージ図書館をぶらぶらしていて、目が合った本です。このタイトル!心のなかで爆笑しました。読まないわけにはいかず、借りて参りました。
「ギャッツビー」は、もちろんフィッツジェラルドの『The Great Gatsby』です。
著者の小野俊太郎氏は文芸評論家。正式タイトルは、「1冊で完全攻略!『ギャッツビー』がグレートな理由 映画と小説の完全ガイド」なので、冷静に読めば、なるほどガイド本か、となるのですが、目に飛び込んでくるのは
『ギャッツビー』がグレートな理由
の文字ですから、面白すぎます。
ギャッツビーを深読みするための情報がてんこ盛り。わたし個人的には、小説の日本語訳者による違いや、映画・ドラマ化された作品の比較の視点での解説が面白かったです。わたしが読んだのは「野崎孝版」でしたが、別の翻訳者でも読んでみようかな、という気持ちになりました。また映画はデカプリオ版しか見ていませんでしたが、ロバート・レッドフォード版も見てみたいな、と。上の写真、文庫の表紙裏に出ている写真が、それですね。
それにしても、『ギャッツビー』がグレートな理由、で一冊本ができるということは、同じ手法でいろいろな本が出来そうです。書棚に並ぶタイトルを眺めながら、どんな本を出せるかな、とニヤニヤしております。