こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
読書『考える力がつく本』池上彰(プレジデント社)
先日読んだ、池上彰さんと佐藤優さんによる『僕らが毎日やっている最強の読み方』(東洋経済新報社)の、池上さん版。という感じでしょうか。『本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門』というサブタイトルがついています。
大きな違いは、「第7章 リーダーたちは何を読んできたのか」で、池上さんと企業トップの方との、本対談。7章から成っているのですが、この7章目がページの半分以上を占めています。もとはプレジデント誌で連載の「トップの読書術」。企業トップとひとことで言っても、「おすすめ」として挙げる三冊はそれぞれに特徴があり、とても面白かったです。
そのなかでも、わたしにとって一番インパクトがあったのが、富士フィルムホールディングス会長兼CEO古森重隆さんのことば。
「人生で起こる問題を解決するのは、ノウハウではないんです。自分が人生で身につけてきた知恵、考え方、勇気、美学、情熱といった人間としての総合力が解決するのです。」(「考える力がつく本」より)
本を読むことは、その総合力を養う方法のひとつなのですね。