台南で林文嶽先生に会う

創作活動を40年続けたら。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

創作活動を40年続けたら。

その先に何が見えてくるのか、はからずもそのひとつの在り方を拝見する機会をいただきました。

あらためて、2018年は台湾とのご縁でスタート。台北への出張のあとすぐに、陶芸家・藤吉憲典だけ今度は台南に飛んできました。

財団法人翡翠青磁文化芸術基金会の理事長・李壮源さんから、ぜひにとお誘いをいただき、台南にある蓮想・白荷陶坊で創作活動をなさっている台湾の芸術家・林文嶽さんの創作活動40周年発表会に同席の機会をいただきました。

絵を描いてもまったく値段がつかなかったという初期のころのお話から、創作活動の源「蓮」を中心に据えた創作環境を少しづつ整えていけるようになった現在までの感謝をご自身の口から聞き、また周りで応援してきた方々のお話で聞くことができたそうです。発表会のあとは蓮想・白荷陶坊に滞在し、環境と作品を体感。

国は違えど、同じ「芸術を生業とする者」として、少し前を歩く方の姿を実感する機会をいただくことができたのは、とても有難いことです。またつくり手にとってさらに心に響いたのは、そこで出会った「純粋に芸術を愛し、育み、伝えていくことを使命と感じている方々の存在」だったようです。

有難い機会をつくってくださった李壮源さんに心より感謝。近いうちにご恩返しできるよう頑張ろうと、決意も新たです(^^)

 

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。