こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
郷育カレッジ講座「自然と人がともに生きるまちへ」で学んでまいりました。
福津市民のための生涯学習システム「郷育カレッジ」。九州工業大学教授で現在(2024-2025年)「日本景観生体学会」の会長を務めておられる、伊藤啓太郎先生の人気講座です。念願かなって参加できました。正式タイトルは、
「自然が人ともに生きるまちへ~世界とふくつの自然・風土・ランドスケープ~」
で、「ふくつの自然・風土の素晴らしさと魅力、環境を育ててゆく方向性について、世界の街や文化を紹介しながら楽しく考えます」(令和6年度郷育カレッジパンフレットより)という講座です。
世界のあちらこちらのプロジェクトに呼ばれ、研究をなさっている伊藤先生。まあとにかく知見が広く、話が面白いです。学術的なことも、わたしたちにわかるようにやさしい話し言葉で説明してくださいました。広く世界の実態に目を向けながら、足元の、自分たちが暮らす場所の課題と、その解決に向けて自分たちに少しでもできることを考える。おかげさまで少しは視野が広がったような気がしました。受講生の皆さんも深くうなずきながらお話に聞き入っておられ、とても良い雰囲気の1時間半でした。
個人的には、この講座で出会った新しいキーワードに、興味をそそられました。
- 人新世(じんしんせい/ひとしんせい)
- 万人権(ばんにんけん)
- ランドスケープからオムニスケープへ
これからこの三つのキーワードに、緩くアンテナを張っていきたいと思います。
講座終了後に、受講生のお一人が「こんなすごい先生が地元にいらっしゃることを知りませんでした」と話しかけてくださいました。郷育カレッジではカリキュラムを検討する際に、「福津市の郷育カレッジだからこそできる講座・やるべき講座」を最も大切にしていますので、このご感想はとても嬉しいものです。そのような講座が実現できるのも、講師を務めてくださる皆さんが、(驚くほど薄謝であるにもかかわらず^^;)地域のためと快く引き受けてくださるからこそ。あらためて、ありがたいなぁと思いました。