続・読書『英語の品格』第3章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・読書『英語の品格』第3章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

読書『英語の品格』の続き。たくさん掲載されている文例のなかから、自分にとって使い勝手の良さそうな例文を「わたし用」にまとめています。「第1章日本人英語の非常識」「第2章自然な英語を目指して」に続いては、「第3章品のある英語に仕上げるためのスパイス」です。


  • Overall it looks very good. There is one portion, however, that I have concerns about and would like you to revise.
  • May I have a cup of coffee?
  • I’d like to check out.
  • Would you please call a taxi?
  • Could you recommend something as a gift for my mother?
  • This is just a small token of my appreciation.
  • I hope you’ll like this.
  • I hope this will brighten your day.
  • This is just a small souvenir from Fukuoka.
  • I suggest you try blue for this room.
  • Some people might think that…
  • I was wondering if you might have time to help me with this project.
  • There seems to be a problem.
  • I suspect that there’s something wrong with the work.

『英語の品格』(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著より


「言いにくいことを伝える」場面での婉曲的な言い回しなど、日本語に置き換えても使えると思いました。丁寧な言葉遣いを心がける際の考え方は、英語も日本語も同じですね。

続・読書『英語の品格』第2章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・読書『英語の品格』第2章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

読書『英語の品格』の続き。たくさん掲載されている文例のなかから、自分にとって使い勝手の良さそうな例文を「わたし用」にまとめることにしました。「第1章日本人英語の非常識」に続く本日は「第2章自然な英語を目指して」。


  • What do you do for a living?/What kind of work do you do?
  • How about yourself?
  • available
    • When do you available to work on this?
    • Is this seat available?
    • I can make myself available tomorrow afternoon.
  • engage
    • Engage your brain.
    • We engaged a consulting firm.
  • integrity
    • a man of integrity
    • luck of integrity
    • brand integrity
  • make it
    • I can’t make it to the party.
    • We made it.
    • Let me make it up to you.
  • work
    • Let’s work on it.
    • Will that work for you?
    • It works for everyone.
    • The plan seems to be working.
  • thing
    • Things are going well.
    • How are things going?
    • The thing is, I have another appointment that days.
    • Here is the thing about English.
    • Public speaking is not my thing.
    • It doesn’t mean a thing.

『英語の品格』(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著より


難しい単語を使わなくても、知っている単語にいろんな活用・意味があって、自然に丁寧に響くとあれば、覚えやすいし便利に使えそうですね。こういう便利な使い方を一つでも多く身に着けたいと思いました。

続・読書『英語の品格』第1章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・読書『英語の品格』第1章(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

読書『英語の品格』をブログにアップしたのは10日前。たくさん掲載されている文例のなかから、自分にとって使い勝手の良さそうな例文を「わたし用」にまとめることにしました。その「第1章」分。


  • I hope you feel better.
  • Would you mind taking off your shoes?
  • I’m sorry but it is not possible given my schedule.
  • I have a different view about this.
  • I’m afraid that we cannot accept your offer at this time.
  • I have some concerns about that approach.
  • must>have to>had better>should>need to
  • I would like some more coffee please.
  • May I have a refill?
  • I found what seems to be a mistake.
  • What makes you say that?
  • What brought you here?
  • How did it happen?
  • Could you possibly plan to get here before 3pm?
  • Would you be able to stop by our office when you are in Japan next?
  • Would it be possible to meet you while we are in London?
  • Everyone leaves their shoes here when they enter the gallery.
  • Would it be alright if I took a bottle of water?
  • Do you mind if I take a bottle of water?
  • Not at all.
  • No, go ahead.
  • I’m afraid that… / Unfortunately… / I’m sorry to have to tell you,…
  • We appreciate your proposal.
  • Thank you for sharing this proposal with us.
  • I definitely agree with you.
  • My thoughts exactly.
  • I share your opinion.
  • I’d like to hear your opinion about this.
  • I welcome your comments about this.

『英語の品格』(インターナショナル新書)より


コンパクトにまとめようと思いつつ、多くなってしまいましたが、それでも上の文例はほんの一部。部分的に「わたし用」にアレンジしています。本書には他にもたくさんの言い回しが載っています。またそれぞれの解説を読むことで、使い方をより理解できると思います。

読書『英語の品格』(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『英語の品格』(インターナショナル新書)ロッシェル・カップ/大野和基 著

先日、Zoom参加した日本商事仲裁協会(JCAA)主催の貿易実務セミナー「成功する国際ビジネス交渉の基本ルールと注意点」の報告をしたところでしたが、その後、フォローメールが届きました。セミナー中にチャットで質問がたくさん入っていたようで、時間内にすべて返事が出来なかったと、すべての質問と回答が一覧になっていました。A4サイズで4ページにわたっていました。Zoom開催のセミナーは、参加する側は気楽ですが、開催する側は会場開催以上に細やかな気配りをなさっていて、頭が下がります。

さてその質疑応答一覧に「今回のセミナー内容に合った書籍の紹介」がありました。本書は、その亀田尚己先生のおすすめ本のなかのひとつです。探してみたら帯に「小林克也氏推薦!」とあり、即決購入。

「相手を思いやる婉曲表現、人間関係を円滑にする丁寧で気の利いた言い回しなど」が、「なぜそうなのか」の説明とともに、いくつもの例文で教示されています。この手の本としては、わたしはマヤ・バーダンさんの『英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集』に、ずっとお世話になっていますが、本書もぜひ並行して使っていきたいと思いました。

文例をまとめようかとも思ったのですが、ここでご紹介するにはけっこうな量があるので、気になった方はぜひ手に入れて読んでみてください。ひとつだけ気になる点は、米国英語での表現が中心になっているので、英国ではまた少し異なる表現になるかも、というところ。わたしの場合は、会話より先にEメール等で英語表現を使うことが多いので、実際にメールを書く際に、その都度検証していけたらよいな、と思います。

読書『ハプスブルグの宝剣 上・下』(文藝春秋)藤本ひとみ

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『ハプスブルグの宝剣 上・下』(文藝春秋)藤本ひとみ

一人で勝手に「藤本ひとみ祭り」継続中です。『皇妃エリザベート』『王妃マリー・アントワネット<青春の光と影>』『王妃マリー・アントワネット<華やかな悲劇のすべて>』『アンジェリク』に続く、ハプスブルグ家周りのストーリー。時系列順に本を読んでいるわけではないうえ、歴史の流れが頭に入っていないので、ハプスブルグ家の家系図と、ヨーロッパ地図を横に置きつつ読んでいます。

今回は男性が主人公である点が、既読の本とは異なっていました。藤本ひとみさんの著書を読むたびに、「長所も短所もひっくるめてとてつもなく魅力的な女性」が登場することが、惹きつけられる一番の理由だとずっと思っていました。が、女性だけではありませんでした。本書で描かれる男性陣の魅力的なこと。

家系図や地図を横に置いてはいたものの、実のところ、お話自体の面白さに引っ張られて、歴史的なものの見方はほとんど顔を出しませんでした。背景をきちんと理解していた方が、より感情移入できるのかもと思いつつも、「よく知らない時代の、よく知らない国の出来事」でも、十分に満喫できる小説のすばらしさ。

上下巻あります。

わたしが読んだのはブログタイトルの通り、図書館で借りてきた「文藝春秋版」でしたが、アマゾンではキンドル版になっていました。もう廃版なのかもしれませんね。文春文庫版の中古は出ていました。上のリンクはキンドル版です。

今回は反省点も一つ。仕事が混んでいるときに、こういう本を借りてきてはいけませんね。続きを読みたくなって気が散ってしまいます。そして、気が散るぐらいなら読み終わってしまおう!ということで、睡眠時間が…。でも、こんなふうに小説世界に没頭する時間が持てることも、とても贅沢なことだと思うのです。

九州EC勉強会「GOOGLEマイビジネス を学ぼう」に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

九州EC勉強会「GOOGLEマイビジネス を学ぼう」に参加しました。

九州ECの久しぶりの勉強会は、Zoom開催でした。九州EC=九州ECミーティングは、EC(イーコマース)事業者が集い、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会で、2005年1月にEC事業に関する情報過疎地であった九州でも東京並みの情報が得られる場を作ることが目的で結成されました。自ら経営者でありECに取り組む方々が幹事となり、ボランティアで続けてきている勉強会組織です。

今回のテーマは、Googleマイビジネスとインスタグラムの活用について。講師の先生は、株式会社モアモスト 取締役の河野忍さん。とっても可愛らしい雰囲気をまといつつ、小学生の時からホームページ制作をなさっていたという、筋金入りのIT専門家でいらっしゃいました。やさしい語り口ながら、ズバズバと「やるべきこと」「見込める成果」について、実践結果を見せながらレクチャーしてくださいました。

以下、備忘


  • テレビ、雑誌、新聞、本などによる情報=認知を増やすための情報。
  • ネット検索による情報=行動欲求に結び付いている情報。
  • 認知を増やす→行動欲求。(だから、どちらも大事。)
  • Googleマイビジネスチューニングの目的は「見込客に魅力を正しく伝える」こと。(=誤解を減らし、間違って来てしまう人を防ぐ役にも立つ」。)
  • 写真200枚。
  • 説明文や投稿は、選んだキーワードで5w1hで作文。
  • 投稿は具体的なお客さまを思い浮かべて、その人に向かって。
  • メッセージ機能をうまく使おう。オンライン予約の方法として使えるかも。
  • 口コミには必ず返信。
  • どのメディアにも言えることだが「まず運用方針を決める!」。
  • インスタ初期設定を見直す。
  • #を決める。
  • #は30まで入れる。
  • 目的に合う#の探し方。
  • 2語以上の組み合わせ#。
  • インスタをカタログ化して「更新しない」という手もあり。

九州EC勉強会「GOOGLEマイビジネス を学ぼう」株式会社モアモスト 取締役河野忍氏より


これだけ明確に語られると、もう「話を聞いたのに実践しなかった」は許されない感じがしました(笑)。九州ECは自ら経営者でありECに取り組む方々が幹事となり、ボランティアで続けてきている勉強会組織なので、「今ほんとうに学びたいこと・学ぶべきこと」が学べます。今回もたいへんお世話になりました。ありがとうございました!

貿易実務セミナー「成功する国際ビジネス交渉の基本ルールと注意点」(日本商事仲裁協会主催)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

貿易実務セミナー「成功する国際ビジネス交渉の基本ルールと注意点」(日本商事仲裁協会主催)

久しぶりにビジネス系のセミナーに参加いたしました。Zoom開催です。JCAA(日本商事仲裁協会)さんには、無料のセミナーや相談窓口があり、これまでにも、わからないことや確認したいことがあるときに何度かお世話になっております。

講師の亀田尚己先生は、同志社大学商学部商学研究科で30年以上教鞭をとっておられるということで、お話がとても面白く分かりやすく聞きやすく。またそのお話のベースは、中小製造業の社長として輸出の仕事を長年なさってきた豊富な経験に裏付けられたもので、とても納得できるものでした。

以下、備忘。


  • 念入りなコミュニケーション。
  • 「言わなくてもわかるだろう」を捨てる。
  • パトス(感情)65%、ロゴス(人柄)25%、エトス(証明)10%(アリストテレス『弁術論』より)。
  • 日本語表現の特徴(小前提論拠が抜ける/察してくれることを期待する/はっきり言わない)を捨てる。
  • 聞き上手と質問上手。
  • 自分のこととして話ができるくらいにウェブサイトを徹底的に読み込んでから交渉に臨む。
  • Seazon’s greetingsは有効。
  • 自分が正しく理解できるまで質問を繰り返す(いくら質問してもOK)。
  • 使用される言葉の定義の確認を怠らない。
  • 伝えるだけでなく相手の考えを引き出す(What+How、Why+How)。
  • 商談後は必ず「その時の言語(英語)」で商談録を作成する。
  • 「どちらか」でうまくいかない(納得できない)ときは、第3、4、5…の方法を考える。
  • 商談がうまく進まないときは、視点と視野を変える、回答を持ち越す、交渉のパイを拡張する。
  • 第一に大切なのは人間関係の構築、交渉はお取引全体のなかの一部分(部分集合)。

<理解できるまで繰り返す質問例>

  • Could you please say that again?
  • You said … As I understand, you mean…?
  • Could you please give me some examples?
  • … Is that correct?
  • Am I right in understanding that … ?
  • Please let me see if I am clear about what you said. Do you mean … ?
  • May I sum up our discussion as follows … ?

貿易実務セミナー「成功する国際ビジネス交渉の基本ルールと注意点」(日本商事仲裁協会主催)同志社大学亀田尚己先生のお話より


それにしても、居ながらにしてこのような内容のセミナーを受講することができることに、地方在住者として純粋に喜んでいます。機会を提供してくださったJCAA(日本商事仲裁協会)さんに、心より感謝いたします。セミナー告知からすぐに全国から参加申し込みが入り、定員に達するのが思いがけず早かったとおっしゃっていました。

実際に足を運ぶことで得られるものには勝らないのは承知の上でも、以前なら「足を運べないから」と逃していた機会を、オンラインによって掴めるようになったのは、とてもありがたいこと。こうして距離の物理的壁を乗り越えられるようになったことは、昨年からの一年間で「よくなったこと」のひとつですね。

読書『LONDON’S SECRETS MUSEUM & GALLERIES』(Survival Books)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『LONDON’S SECRETS MUSEUM & GALLERIES』(Survival Books)

ときどき我が家の本棚を見直すと、思いがけず「今ちょうど気になっていたテーマの本」を見つけることができます。それはつまり、我が家の本棚の顔ぶれのなかに「忘れてしまっていた本」がたくさんあることを示すのでもありますが(笑)。ともあれ「買いに行かなくても、ここにあった!」本を見つけると嬉しいもので、本書もそんな一冊です。

2015年にロンドンに行ったときに、お土産物屋さんでゲットしたのでした。「LONDON’S SECRETS」とついたシリーズが数冊あり、ほかには「PLACES」「PUB & BARS」「PARKS & GARDENS」など。

今頃この本が気になったのは、昨年来続いていたロンドンのロックダウンが、この4月からようやく緩和されつつあるというニュースをあちらこちらで目にしているからでしょう。ちょうど今朝(2021/5/7)も、西日本新聞文化面にロンドン在住のブレイディみかこさんの書いた記事がありました。ようやくパブがオープンした喜びと、この1年で閉店に追い込まれたお店がたくさんあったこと。閉じたお店の多くは、チェーン展開しているような資本の大きなお店ではなく、地域に根付いた小さなPUBであったこと。

2月に参加した九州産業大学国際シンポジウムで、英国の美術館やギャラリーでも、この一年に閉館になってしまったところが少なからずあったことが報告されていました。ロックダウンになってすぐに、救済のための社会的な動きがスタートしたものの、小さな私設のミュージアムなどで、継続できなかったところがあったようです。そんな情報を目にするたびに、気になっていたのでした。

さて『LONDON’S SECRETS MUSEUM & GALLERIES』。5年以上前のガイド本にはなりますが、次回ロンドンへの渡英時には携帯して、小さなミュージアムをできる限り訪問したいと思っています。訪問することが、最大の応援になると思うので。

読書『自由への手紙』(講談社)語り:オードリー・タン

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『自由への手紙』(講談社)語り:オードリー・タン

オードリー・タン関連読書の3冊目は、ご本人の語り(クーリエ・ジャポンのインタビュー)による本書『自由への手紙』。わたしの読んだ1冊目は本国台湾で刊行されたものの日本語訳2冊目が台湾在住の日本人ライターさんによるものでした。今回はご本人の語りでしたので、同じ人物に関する本でも、バランスよく視点を変えて読むことができました。

1冊目、2冊目を読んだ時もそうだったのですが、本書も読み終わってから温かい気持ちになりました。もちろん読みながら日本の政治の先行きに対する不安もたくさん湧いてくるのですが、それ以上に、未来への希望や安心を感じさせてくれます。オードリー・タンの発する言葉はエビデンスに基づいた確信に満ちていること、そして彼女自身の行動が愛に満ちていることが、その理由なのだと思います。

以下、備忘。


  • ポジティブ・フリーダム。
  • アンチ・ソーシャルメディア。
  • 自分にたくさん質問する。自分自身に立ち返ること、それが社会変革につながる第一歩。
  • 次に広げる=ソーシャルにする。
  • 学びもまた年齢に関係なく、生涯続いていくもの。
  • 現実は常にアップデートされる。
  • 透明性が創造を促す。
  • 敵ではなく味方を見つける。
  • 誰かが決めた「正しさ」はいらない。
  • 境目というものは、実はどこにも存在しない。
  • 速やかに、オープンに、公平に楽しくやる。
  • 安全な居場所から思いやりは生まれる。
  • どんなことにも、光が差し込む「切れ間」がある。
  • たくさんの言語ができるということは、たくさんの文化を取り入れられるということ。
  • グローカル化=思考はグローバルに、行動はローカルに。
  • 自分の価値観をどこに置くか。
  • カラフルな文化をお手本にする。
  • SDGsの17番目(パートナーシップで目標を達成しよう)。

『自由への手紙』(講談社)語り:オードリー・タン より


あたりまえかもしれませんが、3冊を通して彼女の言っていることは、終始一貫していました。読む側としては、形を変えて繰り返し読むことで、その思想をより深く理解できるように思いました。

読書『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)近藤弥生子

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)近藤弥生子

『オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)に続いては、台湾在住の日本人ノンフィクションライターさんによる取材本。300ページを超える本ですが、興味深く、一日で読み終えました。ライターさんが提示した本書のコンセプト(意図)に対して、オードリー・タンさん自身が「ソーシャル・イノベーションがテーマである点が、これまでに日本で発刊されている本と異なる」とおっしゃったと書いてありました。

たしかに先に読んだものとは視点が異なり、結果として両書が相互補完的な役割を果たしていたと感じました。『オードリー・タン 天才IT相7つの顔』では、彼女の幼少期からこれまでの歴史がより詳しく綴られていたので、これを読んでいたために背景をより理解できたと思います。

さて『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』。読みながら、とても温かい気持ちになりました。以下、備忘。


  • 自分の中に小さなオードリー・タンを宿す。
  • 構造の問題です。
  • カメラがある場所と無い場所で、人が取る行動は変わる。
  • 「オープン」と「協業」。
  • 素養を身につけること。
  • 「考え方」こそが、主役。
  • fast(速さ) fair(公平さ) fun(楽しさ)。
  • SDGsを共通言語に。
  • 使命感ではなく自分が楽しいことを優先しよう
  • 安定したサポート、安全な場所、制約のない活動、そして新しい世界の見方。
  • 価値観から相手を知る。
  • 自分が面白いと思うことだけをする。
  • たくさん試す。
  • 散歩、読書、睡眠。

『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)近藤弥生子 より


個人的には、本書のライターさんにも興味がわきました。台湾についての記事をあちらこちらの日本のメディアで書いておられるようです。新書が出たらチェックしたいな、と思いました。この連休中に、もう一冊「オードリー・タン本」を読む予定です^^