西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

1年おきに開いていただいている、桃居さんでの個展。20年以上のお付き合いのなかで、毎回、藤吉憲典のチャレンジに理解を示し信頼してくださるオーナーの広瀬さんには、感謝で頭が下がりっぱなしです。桃居さんで作品を発表し続けることは、作家にとって大きな精神的な支えとなっています。

初日に先立ち、桃居さんのインスタグラムで紹介をしてくださっているのを発見。

嬉しくありがたいコメントをいただいていました。

天性の「描く人」、描くことに憑かれた人、が藤吉憲典さんです。

今回は「描かねばいられぬ人」藤吉さんの資質とその才能が全開となった展示となりました。

令和の「画狂人・藤吉憲典」の描写の妙にご注目ください。

桃居インスタグラム https://www.instagram.com/toukyo_ichirohirose/ より

今回の個展用に送ったモノをご覧になっての、桃居さんのコメント。作家の思いがきちんと伝わっているだけでなく、その奥にあるものまでも読みとってくださっています。

一人でも多くのお客さまにご来場いただけることを、願っております!

桃居 藤吉憲典 陶展
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

DM発送して、リスト作って、梱包して。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

DM発送して、リスト作って、梱包して。

6月21日スタートの西麻布・桃居さんでの個展に向けて、準備大詰めです。個展の時はいつもそうですが、こちらでできる仕事は、基本的には発送完了まで。あとは、ギャラリーさんに全面的にお任せしますので、「段取り八分」にあたる部分をしっかり頑張るのみ。

SNSでのイベント告知が主流となってきた今日この頃ではありますが、ありがたいことにギャラリーさんがハガキの案内状をきちんと用意してくださるので、「DM宛名書き&発送」は、大切な仕事です。アナログ好きのわたしにとって、宛名を手書きするのは、時間と手間はかかれど、毎回の楽しみ。「字の読みやすさ」を考えれば印刷の方が勝っているわけで、はっきり言ってしまえばわたし自身の自己満足です。それでも、手書きするからこそ、何度もご来場いただいている方のお名前は、お会いしたことが無くても記憶に残り、個展会場で芳名録への記帳を確認してお声掛けできることもあります。

そういえば今年から、普通郵便の配達に時間がかかるようになりました。日数を多めに計算しながらのDM投函ではありましたが、「届きましたよ!」のご連絡を受けながら、思っていた以上に時間がかかったことが判明。予測が甘かったなぁと反省しました。料金後納郵便で出すと、切手を貼った場合より少し長くかかるのかも?などと思いつつ。感覚的なものではありますが。ともあれ週末をはさむと、1週間近くかかると思った方が、良さそうです。

おおよその出展作品が揃ったところで、リスト作成と値付け、桐箱の扱いをどうするか、などを作家=ダンナと確認。リストが出来たら、いざ出荷に向けての梱包です。何年も何度もやっている作業ではありながら、やはり「割れないように」の気遣いで緊張します。それでも25年以上も続けているので、「こうすれば大丈夫」のノウハウが積み上がっている部分もあり、梱包にかかる時間はだいぶ短縮できるようになってきたとは思います。

というわけで、これから作業です。頑張ります^^

そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

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そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

そういえば、というのは、いつも忘れているからなのです。記念日というものに、あまり執着が無く、家族の誕生日以外のあらゆる記念日を忘れてしまっています。結婚記念日などはその最たるもので「たしか、5月上旬だった」という程度。ちなみに結婚して1年でダンナの独立の準備を進めたので、花祭窯が27年目ということは結婚してからは28年目です。

忘れないように「ロックの日」にしよう!ということで、開業日は6月9日で届け出。完全に後付けです。ふだん仕事をしながらラジオを聴いていますが、この日は毎年「ロックの日」ということで、70年代からのロックなど好きな曲がたくさんかかるので、「ああ、そういえば」と思い出します。

開窯記念日と思い出してまず頭に浮かぶのは、やはり佐賀での創業最初の時期に支えてくださった、地域の皆さんのお顔。何者でもない余所者のわたしたちを信用し、受け入れ、支えてくださった方々には、いくら感謝しても足りません。そんな方々にわたしたちが恩返しできることはほとんどなく、佐賀・花祭の地でスタートしたわたしたちが福岡でもなんとか頑張って事業を続けているということを、折に触れて足を運びご報告することぐらいです。

5月以降の本格的なコロナ禍下制限緩和で、動き方がここ3年とはまったく変わってきているのを体感する今日この頃。引きこもりでコツコツ溜め込んだものをものを、外に向けてどんどん昇華・発信していく年になりそうです。作家ともども、この一年も全力で頑張ります!

108のぐい呑・盃=西麻布・桃居さんでの藤吉憲典陶展。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

108のぐい呑・盃=西麻布・桃居さんでの藤吉憲典陶展。

藤吉憲典、6月は桃居さんで個展です。今回のテーマは「酒器100」と「書画」としていたのですが、ぐい呑・盃だけで108客を並べることが出来そうです。会期スタートまであと1週間少しあるのですが、酒器の並ぶさまがあまりにも面白いので、こちらでちょっぴりご紹介。

藤吉憲典 陶展 桃居2023 染付 酒器

藤吉憲典 陶展 桃居2023 染付 酒器

藤吉憲典 陶展

藤吉憲典 陶展 桃居2023

桃居
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

ぐい呑・盃ですので、一つ一つのサイズは小さいですが、108並べたらさぞかし見応えがあるだろうと思います。全種見たいという方は、ぜひ初日お早めにお越しくださいね。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

今年も、美の壺「青と白の粋 染付の器」制作チームから嬉しいご連絡がありました!藤吉憲典がほぼ丸二日間の撮影協力し、2021年7月に初回の放映であったNHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」。本放送から約1年経った昨年も、6月7月とアンコール再放送が立て続けにありましたが、2年経った今年もまた7月と8月に再放送が決まりました。

7月は地上波Eテレ(教育テレビ)と、NHKプラスの配信での放映です。NHKの放映情報解禁が1カ月前となっておりますので、8月分の放映につきましては、また来月ご案内いたしますね。


美の壺 File543 『青と白の粋 染付の器』

2023年7月2日(日)午後11:00-11:29 NHK Eテレ・NHKプラス配信 

2023年7月5日(水)午前5:30-5:59 NHK Eテレ


お時間がありましたら、ぜひご覧くださいませ。

それにしても、NHKさんのコンテンツ使いまわし術はすごいなぁ、と思います。収録にいらっしゃったときは、15分程度の登場シーンに丸二日間かけるってすごいなぁ、番組制作にお金がかかっているなぁと単純に関心していたものですが、価値の高い人気コンテンツになると、こうして何度も繰り返し放映されるのですね。撮影部隊の皆さんに力が入る理由が、あらためてわかるような気がしています。そういえば昨日ご紹介した小学校の図画工作教科書の教材への活用も、この撮影の結果です。

おかげさまで、皆さんに知っていただく機会が増えています。初回放送で見逃した、あるいはBS契約をしていなくて見れなかったという方にも、ご覧いただくことが出来て、嬉しい限りです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

肥前磁器作家・藤吉憲典が陶芸家として独立して以来の野望!?のひとつに「学校の教科書に載る」があって、どうやらその第一弾が実現するかも、という話を書いたのは約1年前のことでした。ようやく詳細情報解禁です。

ダンナはかねがね「学校の教科書(それも、図工や美術ではなく、社会や世界史)に載るようなキャリアを残す」と言っていました。息子が小学校に上がる頃には「お父さんそのうち教科書に載るから」と、具体的な根拠はまったく無いのに言っていました。

このたび、小学校の図画工作の教科書ではありますが、どうやらその妄想が実現の形を見せました。2021年初回放送であった 『美の壺 File543 「青と白の粋 染付の器」』のなかの映像を二次使用する形で、日本文教出版株式会社が作る2024年度版小学校図画工作教科書に連動した「教科書QRコンテンツ」に入っています。

実際に使われるサンプル映像が届きました。コンテンツは「受けつがれてきた文様」というタイトル。5分ほどのなかで、着物や日本庭園や日本建築などに見られる伝統文様の解説があり、そのなかのひとつとして藤吉憲典の磁器作品がいくつか顔を出しています。青海波の蕎麦猪口、牡丹唐草の蕎麦猪口、牡丹唐草の陶箱など、が前半・中盤・後半で映ります。作家の顔は出ませんが、クレジットには、取材協力として「肥前磁器作家 藤吉憲典」と名前が入りました。

今どきの小学生の図工の時間は、紙媒体である教科書と、それを具体的なヴィジュアルイメージで確認することのできるメディアを駆使した時間になるのですね。コンテンツ制作をしたNHKエデュケーショナルのご担当者さんによれば、「児童の学びが深まるとともに、現場の教員の指導も行いやすくなります」ということでした。

子どもたちへの美術教育にほんの少しでも関わることが出来て、とても嬉しい機会となっています。教科書の、学校現場での利用は2024年度以降となります。

藤吉憲典、6月は桃居さんで個展です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典、6月は桃居さんで個展です。

藤吉憲典2023年度最初の個展は、6月の桃居さんです。現在、制作も追い込み段階。窯から上がってずらっと並んだぐい呑・盃をみていると、ワクワクします。今回のテーマは「酒器100」と「書画」です。上の写真は、桃居さんが作ってくださった、個展案内状の写真。ご希望の方へのハガキDMでのご案内は、6月に入ってからになります。


藤吉憲典 陶展

桃居
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

「毎回個展では新しいものを表現したいと考えています。
今回は長年嗜んでいる絵や書を、作品としてご覧いただきたいと思いました。
同じく長年作り続けている酒の器は、個展のたびに発表していますが、
今回は酒器だけで100個以上を並べようと思いつきました。
酒器と書画、楽しんでいただけると幸いです。」藤吉憲典より


桃居さんでの個展は、今年も現地会場とオンラインショップ、両方での開催となりますが、今年は現地会場でのスタートが先になります。ぜひ会場で、実物を手に取ってご覧いただけると嬉しいです。皆さまのご来場をお待ちいたしております。

ロンドンからの無茶ぶり、でも、とてもありがたい機会なのです。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドンからの無茶ぶり、でも、とてもありがたい機会なのです。

ロンドンのギャラリーを通して、英国の雑誌「Homes & Antiques」から藤吉憲典への取材があり、大量の英語テキストを作成したのは、このゴールデンウィークつまり約一か月前のことでした。「この期限までにお返事をもらえると嬉しい」と打診された締め切りまでの期間は約1週間で、大騒ぎしながら原稿を作り、なんとかネイティブチェックまで仕上げたのでした。

そしてまた本日、インタビューの問い合わせがロンドンから舞い込みました。今回は雑誌ではなく、コレクション図録です。藤吉憲典作品をいくつかお持ちのコレクターのお一人が、ご自身のコレクションを図録にまとめることになったということで、彼のコレクションを管理するアートディレクターさんから、図録に収録する藤吉作品についてのコメントを求められました。その図録に収録されるのは3点ですので多くはありませんが、それぞれの作品についての質問事項があり、ちょっとした仕事になりそうです。

その原稿の締め切りが「5月末までにお願いできますでしょうか」というもので、あと4日しかないやん!とつっこんだのが今朝のこと。ロンドンの契約ギャラリーSladmoreのサラから、「直接やり取りした方が早いと思うから」と、メールが転送されてきたのでした。メディアのオファーを受けるかどうかは作家の意思を尊重し、毎回、わたしたちが判断するのに必要なインフォメーションと意見(アドバイス)を含めて投げかけてくれるので、とても助かります。

Sladomoreにメディア対応をすべて任せてしまえば、これらの仕事も先方に委ねることが出来るのだろうとは思いつつ。一方で、何人ものアーティストを抱えるギャラリーは、メディアからのすべてのオファーには個別に対応できないこともあるでしょうし、ギャラリーとしては優先順位が下がるような案件も当然あると考えれば、藤吉憲典に関しては「Kensuke’s wifeに投げる」という選択肢があることで、わたしたちとしては機会を逃さずに対応できているのかもしれない、とも思いつつ。この辺りの解釈と判断は、なかなか一筋縄には行きません。

それにしても、個人コレクションの図録制作という場面に当事者として関わることになるとは、少し前まではまったくイメージしていませんでした。世界中の美術館で開催される「○○コレクション展」たるものや、コレクター名を付けた「○○美術館」的な存在が頭に浮かび、思わずにんまり。いずれその一角に鎮座して、世界中で展示されるかもしれないと妄想すれば、かなり嬉しくなります。さあ、月末の締め切りに向けて、英語タイムです。

藤吉憲典公式インスタグラムに、続々動画アップ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典公式インスタグラムに、続々動画アップ。

インスタの「ストーリーズ」「ストーリーズハイライト」を上手に使った方が良い!というアドバイスを、これまでに複数の方からいただきながら、実行に移すことが出来ずにおりました。動画を投稿することによる効果を数字的に理解することは出来ても、なかなか「サッと撮ってパッとアップする」といかないのは、自分自身に「SNSで動画を見たい」という気持ちがあまり無いのも大きいかもしれません。

とはいえ、当然仕事としてはそんなことは言ってられず、ずっと気にかかっていました。「作家のブランディングを考えたら、ちゃんとしたものをアップしたい」という気持ちもありましたので、今回いつもの動画クリエーター日浦さんにお仕事をお願いできたのが、良い機会となりました。そもそもは、この七月に博多阪急で開催予定の地域イベント「ふくつのね」宣伝用に撮った動画素材。たくさん撮ってくださったなかから、テーマ別にインスタ用に再編集していただきました。

↓それらをストーリーズハイライトにアップしたのが、こちら↓

藤吉憲典公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi/

「underglaze blue(染付)」「potters wheel(ろくろ)」「dragon(龍・書画)」「molding(造形)」をアップしています。プロの手による出来映えは、大満足の仕上がりです。ストーリーズハイライトを活用するまでに、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、この完成度を見るにつけ、つくづく、自分でやろうとしなくて良かったです。

興味のある方はぜひ藤吉憲典公式インスタグラムのフォローお待ちしております♪

蕎麦猪口倶楽部の価格改定と商品ページ修正が一段落しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

蕎麦猪口倶楽部の価格改定と商品ページ修正が一段落しました。

オンラインショップ「花祭窯 蕎麦猪口倶楽部」の修正作業に入ったのは、三月下旬でした。四月上旬には完了する予定が、ほぼ1カ月予定を押してしまいました。

連休中に作業を進め、ようやくほぼ完了。染付・赤絵の157種類の蕎麦猪口をご覧いただくことが出来ます。まだ在庫切れの状態が続いておりますので、そのままご注文いただくことはできませんが、ご予約注文という形でお受けすることはできますので、ご希望の際は問い合わせフォームからご相談くださいませ。

今回新たにラインナップに加わったものもありますので、蕎麦猪口が好きな方は、ぜひ顔ぶれをチェックしてみてくださいね。このあと11客を追加予定で、こちらは7月頃に作業完了を予定しています。それが加われば、藤吉憲典のデザイン168種類の蕎麦猪口を、サイト上でご覧いただけることになります。江戸時代に作られた蕎麦猪口の文様レパートリーから見れば、まだまだの数ではありますが、それでもなかなか壮観といえるのではないでしょうか。

今回のページ修正作業のメインは、蕎麦猪口の写真を差し替えることでした。ご近所カメラマンさんに撮っていただいた写真は統一感があって美しく、ご覧になる皆さんに蕎麦猪口の魅力がより伝わるのではないかと思っています。

オンラインショップ「花祭窯 蕎麦猪口倶楽部」