続・初めての「レンズとボディが別々のカメラ」-撮ってみた。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・初めての「レンズとボディが別々のカメラ」-撮ってみた。

昨日の、初めての「レンズとボディが別々のカメラ」の続編。実際に撮ってみました。

隼(はやぶさ)陶箱 藤吉憲典
隼(はやぶさ)陶箱 藤吉憲典
猟犬と草原陶箱 藤吉憲典
隼(はやぶさ)と矢羽根陶箱 藤吉憲典

初撮りにしては、まあまあですが、同時にまだまだ(笑)。もっとパキッとクリアに撮りたいものです。でも、撮るときのストレスは、これまでに比べてかなり軽減されました。これは大きな前進です。

カメラの設定をどう微調整していくかということも、もちろんあるとは思いますが、むしろ撮影セットの配置の問題であったり、光の加減の問題であったりする気もします。撮ったものを見ていただいて、アドバイスをいただいて、「撮る→修正する」の繰り返しが必要です。引き続き、チャレンジしてまいります♪

初めての「レンズとボディが別々のカメラ」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初めての「レンズとボディが別々のカメラ」。

インターネットで藤吉憲典の食器を紹介する仕事をスタートしたのは、約20年前のこと。もともと写真を撮ることやカメラに興味があったわけではなく、仕事の必然としてコンパクトデジタルカメラを手に入れたのでした。

この20年のあいだに、商品写真撮影の講座を(複数回)受け、上手な方のご指導を(何度も)仰ぎ、素人(=わたし)に参考になる書籍やカメラ周りの道具を教えていただき、試行錯誤の繰り返し。そういえば「撮影1000本ノック」なんてこともしていました。にもかかわらず上手にならない最大の理由は、「準備八割」の「準備」に集中できない大雑把さと面倒くさがりの性格故です。

周りの方々が次第に「一眼レフ」に移行していかれても、自分では使いこなす自信が無く、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)に頼ってきました。そのコンデジも、まったく使いこなせていませんが(汗)…「いざ!」の写真はプロに頼むことで解決するようになりました。

ずっと使っていたNikonの様子がおかしくなり、メーカーに持って行っても「(修理は)無理です」と言われ、通算5台目となるデジカメを買わねば!ということになりました。いざ!の写真はプロに頼むにしても、やはり手元で写真を撮る必要性はずっとあるもので、カメラは必需品です。商品撮影用の「物撮り」専用機として、用途固定・セッティング固定を前提に、コンデジを卒業することにしました。

その裏には強い味方、ご近所のゲームクリエイターでありカメラマンである日浦さんの、設定指導があります。日頃からアドバイスをいただいていて、藤吉憲典の動画も日浦さんが撮影してくださったものです。コンデジに逃げようとするわたしに、予算に合わせたカメラ選定から、カメラの機能説明、実際に撮るセットに合わせたセッティングまで、丁寧にご指導くださいました。「何を撮るのか」「何のために撮るのか」をよく理解してくださっているので、説得力があります。

ひとつひとつ作業を見せていただき、その理由もわかりやすく説明していただくと、なるほど納得のいくことばかりです。操作も難しいことはなにもなく、自分にも出来そうな気がしてきました。難しそうに見えることを易しく教える(伝える)ことのできる人って、すごいですね。さすがプロだなぁ、と思いました。

さあ、あとは撮るだけです。いただいたアドバイスを無駄にしないよう、購入したカメラを無意味にしないよう、さっそく今から撮影タイムです。

念願の、新しい急須が、我が家の食卓にやってきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

念願の、新しい急須が、我が家の食卓にやってきました。

仕事柄、食器だけは贅沢に使っている藤吉家ではありますが、どうしても「お客様への納品用が先、我が家用は後回し」になってしまう一面もあります。写真は、やっとこさ出来上がった、我が家用の急須。

緑茶、ほうじ茶、紅茶、中国茶、お抹茶…お茶をよく飲みます。特に食事の前後は緑茶かほうじ茶なので、「急須」は朝晩出番が多い器のひとつ。長年使っている急須がありましたが、ダンナが急須を試しに作り始めたころのもので、お世辞にも使いやすいとは言えないものでした。使うたびに「次はここをこうして欲しい」と要望を出したくなる急須(笑)。

そのおかげで(!?)今回の急須は、合格点です!

  • 茶漉しがちゃんと機能していること
  • 注ぎ口の切れが良いこと
  • ハンドルが持ちやすいこと
  • 蓋に不安が無いこと
  • 持った時に重く感じないこと

見た目に美しいのは、藤吉憲典の磁器作品には当然のこと。それに加えて、上に並べたのが、急須に求めた要素です。急須の機能として、当たり前の内容ではあります。が、実はこれらがすべて満たされている急須って、それほど多くないんですね。かたちがきれいだと思って手に取ると、ずっしりと重かったり…。

手に持って使うのが大前提ですから、まず持ちやすいかどうか。お茶を注いだ時の切れの良さや、茶漉しの詰まりにくさなど。そして、見落としがちですが蓋のつくりの良さ。蓋を取り外しやすいかどうか、つまみの大きさや形も、実は重要な要素。急須づくりには、細かい心配りと、その心配りを形にする技術が必要です。

新しい急須のおかげで「お茶を淹れる」が、いっそう楽しい今日この頃です。わたしはこういうときに道具の持つ力を感じます。道具ひとつで、同じ動作・同じ時間が楽しくなる。日頃よく扱うもの、身近にあるものこそ、好いものを選びたいなぁ、と思います。

読書『桜坂は罪をかかえる』(講談社)藤本ひとみ

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『桜坂は罪をかかえる』(講談社)藤本ひとみ

いつものカメリアステージ図書館。このブログでも、何度も「カメリアステージ図書館の新刊紹介棚が秀逸!」という内容を書いていますが、もうひとつ、貸出カウンター横にある「今月の特集棚」も、わたしにとっては要チェックコーナーです。貸出の際に必ず目に入りますので、さしづめレジ横のお菓子といったところ^^

先日、テーマが「桜」に代わっていました。表紙の絵画(「髪を編む少女」アルベール・アンカー)に釣られて思わず手に取ったのが本書。藤本ひとみさんの本は、20代の頃に何冊か読んでいて、とても久しぶりでした。西洋史・西洋美術史の周辺を題材にした小説といえば「藤本ひとみ」さんが居たことを、この本を手に取るまで失念しておりました。

さて『桜坂は罪をかかえる』は、中学生が主人公のミステリー小説。わたしが20代の時に出会った本から抱き続けていた著者のイメージからは離れていて、ちょっとびっくりしたというのが正直な感想でした。調べてみたところ、講談社青い鳥文庫から小中学生向けのミステリー小説がシリーズ化されて大人気なのですね。

わたしのもっていた彼女の著作イメージは、どちらかというと「大人向けのドロドロしたもの」でしたので、拍子抜けしました(笑)が、ストーリーもテーマも人物描写も面白く、サクッと読める本でした。この小説を大人読者向けにもっと書き込んでくれたら、もっと面白くなるだろうな、と思いながら読みました。

登場人物の中学生たちのセリフや胸中の思いを読みながら、中学生の頃って、こんなにものごとを考えていたかなぁ、これは大人が書いている本だからこうなるのではないか?などと疑問も持ちつつ。自分が中学生の頃どうだったかをすっかり忘れていることに気づかされつつ。

これをきっかけに「藤本ひとみ」本をまた読んでみようと思っています。きっかけを作ってくれたカメリア図書館の特集棚に、今日も感謝です。

三月スタート、ちょっぴりホッ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

三月スタート、ちょっぴりホッ。

三月三日桃の節句。先日、ご近所の「藍の家」のお雛様をご紹介したところでしたが、花祭窯にも毎年恒例のお雛様が登場しています。そういえば去年の今頃は、学校が突然の休校になり、我が家の息子も長ーい春休みを謳歌していたのでした。

さて花祭窯のお雛様。あいにく桃の花は身近にありませんでしたが、椿がまだきれいでしたので、牡丹唐草の花器を屏風に見立てて配置してみました。干支の丑(牛)も一緒に。大きな雛飾りでは、たくさんのミニチュアの道具類も魅力のひとつで、道具を運ぶ牛車や牛が含まれているものもあります。いつもはお内裏様とお雛様だけの我が家のお雛様も、牛が入って、ちょっと豪華な感じになりました。

雛人形 藤吉憲典

三月になってわたしがちょっぴりホッとできるか否かは、それまでに決算と確定申告を無事完了できたかどうかにかかります。確定申告の期間は例年2月15日から3月15日あたりですが、三月を「ホッ」と迎えるために、2月末までに申告を済ませることを毎年目標に掲げています。目標に掲げる、なんて書くと、ずいぶんたいそうな感じがしますね(笑)…花祭窯おかみの大切な仕事のひとつです。今年も無事終わり、ホッとして、お雛様。春を迎える準備を一つ一つ楽しむ季節です。

雛人形 藤吉憲典

英字新聞「The Japan Times Alpha」に追い回されています。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

英字新聞「The Japan Times Alpha」に追い回されています。

英語がなかなか上達しないので、もう少し学習機会を増やしたいと思っていたところに飛び込んできた「英字新聞」という選択肢。「The Japan Times Alpha」の購読をスタートして、三か月が過ぎたところです。オンライン英会話も検討しましたが、「紙」に軍配が上がりました。できるだけデジタル画面と接する時間を短くしたいアナログ人間です…時代に逆行しているかもしれませんが(笑)。

「The Japan Times Alpha」は週刊で届きます。「週に1回なら、全文読むだけくらいはできそう」との考えが甘かったのはすぐにわかりました。たとえ「読むだけ」であっても、今のわたしの力では日本語の新聞のように隙間時間でササっと読むことは難しく、隙間時間に加え、ちゃんと時間を確保しなければ、すぐに「次号」が追いついてしまうのです。結果、我が家の居間のわたしの定位置には、常に英字新聞が2-3部溜まっている今日この頃。でも、毎号の記事はリアルタイムで面白く、ニュースのジャンルも多様で興味深いので、全部読みたい!という意欲は衰えません。

そのうえ、ありがたいことに購読者会員向けのサイトが、ものすごく充実しているのです!紙で届いた英文記事の読み上げ音声があるのをはじめ、「多聴」を促すリスニングとインプットのための音声その他、腰を据えて取り組まなければ使いこなしきれないほどの課題と教材が用意されています。「これらの教材をどのように使うと効果的か」をレクチャーするコンテンツもあり、至れり尽くせり。アナログとデジタルの良いとこどりで学んでいくようにできているのですね。

これらの教材を、毎号新聞が届くたびにすべて使いこなせば、かなり力がつくだろうことがイメージできました。これだけの準備をしていただいたら、もう言い訳ができません(笑)。英語の上達を望むなら、どこで学ぶか・誰に学ぶか・どう学ぶかという方法論よりも先に、いかに優先的に時間を確保して継続して取り組めるかが、今のわたしの課題だと、気づかされました。

というわけで、今も最新号から2部のThe Japan Times Alphaが目の前に鎮座しています。「追い回される」状態から「届くのを待つ」状態へと、立場を入れ替えることができる日が来るかどうかは、自分次第です(汗)。

ダンナの仕事場が、ときどき動物園のようになります。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ダンナの仕事場が、ときどき動物園のようになります。

ロンドンにある藤吉憲典の契約ギャラリーSladmore ContemporarySladmore Galleryは、半世紀以上続く老舗のギャラリー。「Animal sculpture」分野のプロフェッショナルとして、近代から現代にかけての彫刻家の作品を扱い、その審美眼を信頼するクライアントが世界各地にいらっしゃいます。

昨年来、作家にオファーが届いた展覧会タイトルは、「Dogs, Cats and Other Best Friends」、「Sporting animals」、「Endangered animals A-Z」と動物をテーマにしたもの。これまではほとんどが「ソロ(個展)」でしたので、テーマも作品も作り手が自由に決めていましたが、ギャラリー主催のグループ展に参加するようになると、「あるテーマのなかでの自由な表現」へのチャレンジ機会が生まれてきます。

そんなわけで、磁器彫刻家・藤吉憲典の制作工房には、動物たちの姿があります。カバ、サイ、野鳥などの定番に加え、テーマをいただいたことで新たに生まれるキャラクターもあり、賑やかになってきました。最近の新顔は、猟犬、ハヤブサ、ペンギンなど。

藤吉憲典 箱シリーズ 犬
藤吉憲典 陶箱シリーズ
藤吉憲典 陶箱シリーズ

ここでご紹介した写真は、いずれも「素焼き」の窯から上がった状態のもの。ここまでの工程で、まず形が決まります。そしてここからは、色がついて行きます。染付の下絵から本窯焼成、赤絵(上絵)付をして赤絵窯へと、「絵付け→窯焚き」を複数回繰り返して、完成品となります。それまでは、仕事場に動物の姿がごちゃごちゃといる状態。

それぞれの作品がどのように出来上がるのか、最終形のイメージは作り手の頭のなかだけにあります。窯から出てきて「これで完成!」を目にするのが、とても楽しみです。

恒例行事が嬉しい―今年もまたお雛様の季節。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

恒例行事が嬉しい―今年もまたお雛様の季節。

花祭窯のあるここ津屋崎千軒では、毎年三月になると、登録有形文化財の古民家・藍の家でのお雛様展示が恒例行事です。このブログでも、毎年のようにご紹介しています。

今年もそろそろかなと藍の家を覗いてみたら、まさに展示準備の真っ最中!

藍の家雛祭り

上の写真は、今年の展示から初登場となるお雛様。毎年、ご近所から古いお雛様が寄贈されていますが、そのなかでもかなり古いものになりそうです。藍の家を運営しているボランティアスタッフの皆さんが忙しく手を動かしておられるなかお邪魔し、「道具が可愛い!」と大騒ぎして写真を撮らせていただきました。

お人形もお道具も古いものですから、丁寧に扱わないと破損につながります。ひとつひとつ展示していくのも大変そうですが、片付けの方が数倍も大変なのよ!と。そうですよね。それでも見に来てくださる方があるからと、毎年展示してくださるスタッフの皆さん。わたしも毎年楽しみにしている者の一人。心より感謝しています。

以下は、2020年-2018年の藍の家のお雛様レポート。

読書『眺める禅』(小学館)増野俊明 著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『眺める禅』(小学館)枡野俊明 著

週末、タイトルに『禅』のついた本を物色しておりました。そのなかで、最もわかりやすく読んだ(あるいは、眺めた)のが本書です。

著者の枡野俊明さんは、曹洞宗徳雄山建功寺のご住職であり、庭園デザイナー。本書は、庭園デザイナーとして著者が設計した禅庭のミニ写真集とでもいったところでしょうか。ただそこはさすがご住職、それぞれの写真に添えられたタイトルや文章が、禅のことば・教えを伝えています。

著者は「寝る前に30分、本書を開きませんか?」と誘います。静かに座って禅の庭を無心に眺めることで、就寝前に不安や雑念を払い、静かな気持ちで眠りにつくことができますよ、と。これが習慣化することで心の安寧が得られると説いています。

園芸療法的視点で考えても、実際に庭(禅庭に限らず)の自然を眺めることが心身に良い影響を与えるのは間違いありません。現代社会において、ふだんの生活のなかで就寝前に30分庭(自然)を眺めることができる環境にある人は、多くは無いかもしれないことを考えると、本書で提唱する「写真で禅庭を眺める」ことは、その代わりとして誰でもが取り組みやすい方法といえるかもしれません。

28か所の禅庭の写真が載っています。「禅の庭」とひとことに言っても、そのデザインは多種多様。気に入った庭の写真を眺めていたら、30分はあっという間に過ぎそうです。「30分瞑想しなさい」と言われたら難しそうですが、禅の庭を眺めることならば容易にできそうだと気づいたとき、著者であるご住職の、「現代生活を送るふつうの人たち」への心遣いを感じました。

コンパクトな写真集本です。願わくば、写真がもっと大きかったらよかったなぁと思いましたが、「就寝前に開く」という用途を考えたときに、このサイズになったのだだろうと合点。この本の考え方から派生して、好きな禅庭や庭園の写真を寝室に飾るという方法もありそうです。

お茶のお稽古へのモチベーション。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お茶のお稽古へのモチベーション。

暖かい一日となった先日、お茶の先生が花祭窯を訪ねてきてくださいました。花祭窯では現在「福岡県感染防止宣言ステッカー」に準じ、ご来店への対応をしています。ありがたく嬉しいご来訪。わたしが入門している茶道南方流では、2020年3月以降感染症防止対策でお茶のお稽古を中止していますので、先生方にも約1年ぶりにお会いすることができました。

お茶のお稽古では、密を避けることが難しいです。四畳半の茶室での稽古は、まさに「三密」。お濃茶はお茶碗を回していただくものですし、茶碗茶巾などのお道具を、一人一人使うたびに消毒するというのは、できないこともなさそうですが、あまり現実的ではありません。

とはいえ、他の流派では、これまでとやり方を変えてお稽古を再開しているところもあります。いろいろな考え方があるなかで、「やらない」という決断をし続けることも、我慢が必要なことでしょう。それができる南方流のお師匠さんは、やっぱりすごい方だと思うのです。

さて先生が花祭窯にお越しになり、まず最初にわたしが口にしたのは、恥ずかしながら「お稽古ができていません…」という言い訳でした。すると先生は「わたしも、お抹茶立てていただくぐらいで、ぜんぜんお稽古はできてないんですよ。なかなか難しいですよね」と。そして「はい、お土産」と、生菓子をくださいました。「これがあれば、お抹茶立てたくなるでしょう?」と。大好きな生麩饅頭です。

さすが先生です。おいしい生菓子があれば、お抹茶を立てたくなる。わたしの性格をよく見抜いておられます。そういえばこのところ、生菓子を買っていませんでした。「そっかぁ、生菓子が無かったからお茶のお稽古ができなかったんだ!」との結論に結び付け(笑)

狭小茶室「徳り庵」もご覧いただき、「一人でお稽古するのにちょうど良さそう」と先生がおっしゃると、どんどんやる気が湧いてくるのですから、我ながら単純なものです。お稽古が中止になってからの一年間、「家でもお茶のお稽古はできる」と思いながら、なかなかできずにいました。まずは日常的に「おいしい生菓子」を用意し、お抹茶を立てるところから、リハビリスタートです。