銀座黒田陶苑さんに行って来ました。

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展。無事、会期終了いたしました。

ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

藤吉憲典個展@銀座黒田陶苑

藤吉憲典個展@銀座黒田陶苑

藤吉憲典個展@銀座黒田陶苑

藤吉憲典個展@銀座黒田陶苑

藤吉憲典個展@銀座黒田陶苑

原点回帰=肥前磁器の伝統文化を感じていただけましたでしょうか。

初日、二日目と在廊した藤吉。
たくさんのお客さまとお話しすることができ、とても嬉しく
たいへん勉強になった二日間だったと申しております。

わたしも最終日に向かっての二日間を在廊しました。
1階の常設、3階の特別展示と、時間を見つけて黒田陶苑さんの所蔵するやきものを拝見。
眼福のひとときでした(^^)

次回は再来年。
まだテーマは決定しておりませんが、藤吉憲典のあらたな側面をご覧いただければと思っております!

ありがとうございましたm(__)m

古伊万里(こいまり)のこと

こんにちは。花祭窯の番頭役・ふじゆりです。

いよいよ今週末に迫ってまいりました。
7月16日(土)が初日の銀座黒田陶苑さんでの藤吉憲典(ふじよしけんすけ)個展では、
原点回帰=肥前磁器の伝統文化をしっかり感じていただくことがテーマになっています。

その事前知識になれば、ということで

↓肥前磁器についてこれまでに書いた記事はこちら↓

○肥前磁器(ひぜんじき)とは?

○染付(そめつけ)・赤絵(あかえ)・染錦(そめにしき)

 

本日は、質問されることの多い「古伊万里ってなに?」について。

古伊万里(こいまり)のこと

一般的に、1600年代~1800年代の江戸期に、佐賀県有田で作られたやきもの
=肥前磁器を「古伊万里」と呼びます。

有田で作られたやきものが、伊万里港から舟であちこちに出荷されたことから
「伊万里」の名がついています。

時代の流れによって分けられます。
「初期伊万里」「前期伊万里」「中期伊万里」「後期伊万里」。
江戸中期の伊万里は「盛期伊万里」とも呼ばれます。

初期伊万里(1600年代初期)

1610年佐賀県有田で、日本最初の磁器の焼成に成功しました。
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮から陶工を連れ帰り、佐賀藩のもと有田で磁器制作がはじまったのです。将軍家や諸大名への贈答品が主に作られており、「上手(うわて)もの」と呼ばれていました。

前期伊万里(1600年代中期~1700年頃)

朝鮮の技術ではじまった磁器制作は、中国の技術を取り入れることによりさらに進化していきます。
内乱によって輸出ができなくなった中国の景徳鎮(けいとくちん)窯に代わって、
東インド会社が有田から東南アジア・ヨーロッパへと輸出するようになりました。
ヨーロッパからの要望により、色絵や金襴手(きんらんで)の技術がはじまりました。

 

中期伊万里(1700年頃~1780年頃)

献上ものや輸出ものは、佐賀藩による品質の維持管理が徹底しており、
鍋島様式や柿右衛門様式の完成度が増し、豪華絢爛な金襴手も盛んになっていきます。

1757年中国景徳鎮の欧州輸出が再開されると、東インド会社との取引が終了し、
国内需要(武家向けや、庶民向け)への転換期に入っていきます。

 

後期伊万里(1780年頃~1860年ごろ)

国内向けの大量生産がはじまります。
人材の流出により肥前磁器の技術が各地に広がり、全国各地で磁器生産の動きが活発になります。
「下手(げて)もの」と呼ばれる簡素な絵付けの庶民向けの食器がつくられはじめました。

1860年代以降は、さらに印刷装飾法の普及などにより大量生産の仕組みが向上し、
価格競争も始まり、それに伴って品質の低下が著しくなりました。
このころのものは「幕末伊万里」と呼ばれますが、「古伊万里」の範囲から外されることもあります。

 

さて、今回の銀座黒田陶苑さんでの「藤吉憲典個展」
オーナーの黒田さんから「古臭いものを作ってほしい」とのご希望でした。

初期伊万里~中期伊万里の献上品のように、
つくりも絵付けも、裏も表もしっかりと丁寧に作りこんだものを、お届けいたします。


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

7月は銀座黒田陶苑さんで個展です。

こんにちは。花祭窯の番頭役ふじゆりです。

7月に入りましたね。

熊本ビストロ&カフェSUNNYさんの3周年記念「藤吉憲典蕎麦猪口展」
先週末をもちまして、おかげさまで無事終了いたしました。

期間中ご来場くださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました!
地震のあとの難しい状況のなか、蕎麦猪口展決行のご決断をなさった藤川さんに心より感謝しています。
ありがとうございました。

 

7月は銀座黒田陶苑さんです。

銀座黒田陶苑さんでの個展は、これが初めて。

3月の岡山のギャラリー栂さんといい、今年は初めての場所での個展機会に恵まれています。
ほんとうにありがとうございます。

本日個展案内状を発送いたしましたので、ご希望の方には今週中にお手元に届くと思います。

 

さて、銀座黒田陶苑さん。
きっかけは数年前にさかのぼります。

銀座黒田陶苑 藤吉憲典個展

案内状にもメッセージをいただいているとおり、
藤吉憲典にとっての「やきもののルーツ」である「肥前陶磁」へ原点回帰する機会をいただきました。
肥前陶磁の師匠と位置づける九州陶磁文化館の「柴田コレクション」はじめ、
江戸の陶工の残した名品に、あらためて感謝と敬意をこめての個展になります。

黒田さんのおっしゃった「古臭いもの」と、藤吉が理想とする温故知新がどう共鳴するのか、
とてもワクワクしています。

初めて藤吉憲典のやきものに出会う方々ももちろんですが、
これまで長く藤吉の器を愛してくださっている方々にも、ぜひご覧いただきたい個展です。

銀座黒田陶苑 http://www.kurodatouen.com/


藤吉憲典個展

2016年7月16日(土)-21(日) ※18日(月)定休日。
11時‐19時
銀座黒田陶苑 2F展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223

地下鉄・東京メトロ銀座駅A-2出口より徒歩2分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
http://www.kurodatouen.com/info

「アートの教科書」と書いてあったので。

こんにちは。花祭窯の番頭役ふじゆりです。

本屋さんも大好きですが、図書館も大好きです。
我が家の周りには残念ながらわたしの好きなタイプの本屋さんが無いので、
ふだんは図書館利用が多くなります。

図書館に行ってまずすることは雑誌の新刊チェック。

図書館でザッと目を通して「もっと読みたい。持っておきたい」と思ったものだけを本屋さんで購入。
最近は、手元に持っておきたいと思う雑誌があまりなかったのですが
久しぶりに購入したのが「Pen」2016年6/15号でした。

 

特集「アートの教科書」

表紙の太文字につられてなかを開いたら、ビンゴです。
そうそう、わたしは「現代アートとはなんぞや」を体系的に学んだことがなかったのでした。

というよりも、考えてみたらこれまでに「現代アート」について学ぼうと読んだ本といえば、
カイカイキキ村上隆さんの著書や、ギャラリスト小山登美夫さんの著書が中心で・・・
ある意味とても偏っていますね。

今回手にとったPenの特集。
あくまでも「パリ・ポンピドゥー・センターの見解」ということになるのだとは思いますが、
なるほど現代アートにまつわる「?」の解説の数々。とてもわかりやすく読むことができました。

なかでも興味深く共感したのがこれ。

デザインとアートは、どう違うのですか?

「デザインとアートはどう違うのですか?」というクエスチョンに対する
パリ・ポンピドゥー・センター国立近代美術館デザイン・工業デザイン展望部主任学芸員さんの回答、

「デザインとは決まった規格での表現。建築家やデザイナーがアートを手がけ、その逆もある。
越境は自由なのです。」(「Pen」2016年6/15号より)

花祭窯・藤吉憲典が日頃から取り組んでいること、制作のスタンスがあっさりと肯定されて
なんだか嬉しい拍子抜けでした。

もちろん、誌面にはこのひと言を補足する丁寧な解説が加えてありますので、
興味がある方は、ぜひ手にとってみてくださいね(^^)

 

小皿豆皿のこと

こんにちは、ふじゆりです。

北部九州、梅雨入りのニュース。
小雨のなかに紫陽花があざやかです。

さて

小皿豆皿のこと

手塩皿とも呼ばれる径3~4寸ほどまでの小さいお皿。
写真のように、ままごとのような実用品です。

わたしが蕎麦猪口に次いで魅入られたのが、この小皿豆皿。
見て楽しい、使って便利、手のひらにのる愛らしさ。
蕎麦猪口同様、蒐集心をくすぐる小品です。

「こんなに小さくて、なんに使えるの?」という声を何度もお聞きしたことがありますが、
そのたびにお返事しているのが、「実はとっても使い勝手がいいんですよ」ということ。

刺身の醤油皿であったり珍味皿であったり、というのが一番簡単な説明の仕方ですが、
小皿豆皿でわたしが一番助かっているのは、来客時やちょっとした行事の食卓での使い方です。
塗りのトレーや重箱に豆皿を配置して、少しづついろんな料理を盛っていくだけで
あら不思議。華やかで贅沢な雰囲気になるんです。

小さなお皿ですから、盛り付けにたくさんの量は要りません。
料理というよりも、珍味や箸休めになるようなものでいいんです。
ありあわせのものをちょっとづつ盛れば、それだけでなんとなく格好がつく。

「準備の時間がないけれど、おもてなしの気持ちを表したいとき」に最適・最強だと感じています。
わたしは大雑把な性格なので、繊細で美しい盛り付けをするのは苦手。
なので、お皿に任せてしまおう、というわけです。

 

小皿豆皿を探す

小皿豆皿と聞いて、京都の「てっさい堂」さんを思い浮かべる骨董好きの方も多いと思います。
古伊万里も数多く扱っておられるてっさい堂さんは小皿豆皿など小品の充実も有名な名店で、
○○画報はじめ、さまざまな媒体で小皿豆皿の提供や、取材記事を目にします。

わたしも数回行ったことがありますが、毎回その品揃えに圧倒されます。
普段資料として写真でよく見ているものが、そのままたくさんあるというのはすごいことですね。
江戸時代の古伊万里の豆皿を手に入れることができます。

古伊万里の小皿豆皿を見たいならば、もう一箇所、おすすめはやはり
佐賀県の九州陶磁文化館にある柴田コレクションです。
美術館ですから、収蔵品の購入はもちろんできませんが、閲覧には最適です。

柴田コレクションには、江戸時代のさまざまな形・絵付の小皿豆皿があります。
時代を網羅した膨大な数のコレクションは、肥前磁器の宝です。
常設で専用の展示室があり、定期的に展示品が入れ替えられるので、何度でも足を運ぶ楽しみがあり。
骨董屋さんのようにその場で手にとって見ることは出来ませんが、生きた資料だとつくづく思います。

(補足)九州陶磁文化館では、収蔵品を手にとってご覧になりたい場合は、事前申請により、
その理由により許可がおりた場合には、学芸員さん立会いのもと手にとることもできます。

 

そして、最後にちょっとだけ宣伝(笑)

藤吉憲典の小皿豆皿は、こうした肥前磁器の歴史から学んで、復刻したり、あらたに作り出しています。
現在その数約40種。これからもまだまだ増殖しそうです。

続々・蕎麦猪口のこと。

こんにちは。ふじゆりです。

蕎麦猪口(そばちょこ)のこと。

続・蕎麦猪口のこと。

と語ってまいりましたが、その最終回(の予定)。
蕎麦猪口にすっかり魅入られた理由、それは

蕎麦猪口の文様

江戸時代につくられた蕎麦猪口の文様の種類が数千にも及ぶという話を聞いて、
ひとつの形状にそんなにたくさんのデザインが実現するなんてすごい!」と感動したのが最初です。

骨董品や、その破片(陶片)、写真で見る資料に残っている文様の豊かさは見ていて楽しく、
なるほど骨董の蕎麦猪口を蒐集する方の気持ちがわかります。

草花、動物、干支、昆虫、爬虫類、幾何学文、文字、人物、山水、気象などなど

文様の題材にならないものは無いと思えるくらいに、デザインの宝庫です。

日本へのやきもの伝来のルーツとなる中国大陸・朝鮮半島の影響はもちろん、
インドペルシャ文化の流れを感じさせるもの、仏教文化に根ざしたものもたくさん。
そのうえに、日本独自の文化や環境が生んだ文様も加わっています。

身近で素朴な草花や四季を感じる風物の描写は、当時の陶工の周りにあった
豊かな自然を思わせます。

またおめでたい吉祥文様は、中国のやきものにも好まれて描かれていますが、
江戸の時代を反映した縁起担ぎ・駄洒落の効いたものもあり、
文様から日本の風俗文化を感じるものです。

蕎麦猪口という限られた形状に広がる文様の世界。
その面白さにすっかり取り込まれています。

こんな蕎麦猪口の文様の楽しさをもっと知りたい方へのおすすめ本は
「年代別蕎麦猪口大事典」です。

監修の大橋康二さんは、佐賀県立九州陶磁文化館名誉顧問。

九州陶磁文化館といえば、肥前磁器の研究・所蔵が素晴らしく、
特に柴田夫妻コレクションはその数も内容も秀逸で
藤吉憲典が最も勉強をさせていただいた場所。
やきものを志す方には、ぜひ通って欲しい美術館です。

インスタグラムをはじめてみたら。

こんにちは、ふじゆりです。

ロンドン・Sladmore Contemporary ギャラリーでの企画展も残すところ4日です。

海外ギャラリーでの企画展は、昨年のロンドンでのアートフェア参加に続く初体験。
4月、展示を前に「海外の方々に、陶芸家・藤吉憲典の仕事を知っていただく方法」を考えていたところ、
勉強会仲間のお友達がアドバイスをくれました。

海外向けに、インスタグラム

さっそく取り組んでみて、なるほど!
写真をアップし、その写真を説明するキーワードを「#(ハッシュタグ)+英単語」で付けていくだけ。
すぐに海外からの「いいね!」が飛んできました。

これは嬉しい(^^)

写真が主役なので、英文でアレコレ解説を加えなくても成立するのですね。
これは英語が使いこなせていないわたしにとって、とても助かります。
「いいね!」してくださる方も、直感的に反応してくださっているような感じがします。

ビジュアルイメージがすべてなので、写真の撮り方・選び方の腕と眼をもっと磨かねばなりません。

陶芸作家・藤吉憲典のアカウントでは、作品写真を中心に載せています。
https://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi/

はじめてみてわかったのは、インスタグラムでは「写真による世界観」が重視されるようだということ。
試しにつくり手の顔の入った写真をアップしたら、あまり反応がありませんでした(笑)

 

仕事と、仕事の背景にあるもの

藤吉憲典の仕事(=作品)を知っていただくための方法をひとつ得た一方で、
「その仕事の背景にあるものも紹介していったら、興味のある人により楽しんでもらえるかも」
という思いが膨らんできました。

そこで「仕事の背景=作陶環境である場所・もの・こと」をビジュアルで紹介するために、
作家とは別に「花祭窯」のアカウントをつくってみました。
https://www.instagram.com/gallery_hanamatsurigama/

作品をつくる人とつくっている環境を知っていただくための場所が揃いました。
あとは、その世界観が伝わるように、コツコツとビジュアル情報発信です。

ビジュアルで伝える表現は、言葉の壁をらくらく越えることをあらためて実感。

言葉による説明ではなく、見たままに判断をゆだねるのは
藤吉憲典の陶芸の仕事と同じだ!と気づき、ますます面白さを感じている今日この頃。

ということは、なおのこと、わたしの写真の撮り方・選び方の腕と眼が問われますね・・・。
日々精進です。

京都のおみやげ。

こんにちは!ふじゆりです。

久しぶりに京都に行って参りました。
その日の京都は、朝から雪!しかも積もっている・・・!

ということで
あっちのギャラリー、こっちの美術館、そしてお寺さん・・・行きたいところはたくさんあったのですが
足元の悪さにへこたれて必要最小限の動きになってしまいました。

でも、そんななかでも嬉しいおみやげを持って帰ることができました。

京都みやげ、黄瀬戸の豆皿と平等院の図録。

ひとつ目(写真中央):宇治平等院の雲中供養菩薩の図録。

実は3年ほど前、博物館学芸員資格の実習で訪れたときに
この雲中供養菩薩像を拝見して、思わず涙がでてきたのでした。

そのときは平等院鳳凰堂が改修工事中だったため、
平等院ミュージアム鳳翔館内の一室に、高い壁面を利用して菩薩像が舞うように展示されていました。

美術館などで、展示されているものの迫力に足が動かなくなることがたま~にありますが
このときはまさにその状態で、しばらくその場を動けなかったのでした。

ミュージアムショップでこの図録が欲しいと思い尋ねたところ、
平成18年に出版された図録は、すでに在庫が無いといわれてしまい・・・。

先日の京都、京阪三条でふらりと入ったブックオフでそれを発見したのです!
即買いです(^^)

 

ふたつ目(写真右上):黄瀬戸の豆皿。

酒器と豆皿をテーマになさっているギャラリーうるうさんで発見。

2015年の12月にオープンなさったばかりのうるうさん。
雪の日の訪問だったので、タイミングよく(!?)他にお客さまがおられず
ゆっくりと店主の橋爪さんにお話を伺うことができました。

やわらかい黄色に緑が効いた愛らしい姿に
手にとって思わず「わぁ~!」と声の出たつくりの素晴らしさ。

実はわたしはあまり陶芸作家さんのお名前を知らないのでおたずねしたところ、
(お名前を聞いても、すぐに忘れてしまうのです(汗)
瀬戸で作陶なさっている柴垣六蔵さんということでした。

価格を伺い、またもや驚きの声がでてしまいました。
ご本人が自分は職人だとおっしゃって、価格を抑えておられるとのこと。
思わず頭が下がりました。こちらも即買いです。

うちでつくっているものは磁器なので、土ものの器は他の作家さんのものになります。
土ものも好きなので、ギャラリーに行くとついつい探してしまいますが
それでもよほど気に入らないと買いません(笑)

帰宅して豆皿を広げたところ、ダンナが
「ちょうどこの人のつくるものが気になっていたんだ~!」ということで、有名な方だったようです。
いい買い物ができたと、ますます嬉しくなったところでした。

仙太郎の「すはま」

そして、おみやげ最後は和菓子。

京都は魅力的なお店が多いので迷いに迷うのですが、
今回はこちら。仙太郎の「すはま」。

大豆と小豆の滋味をいただきました。

藤吉憲典2015下半期の予定。

こんにちは!ふじゆりです。

藤吉憲典の2015年下半期の予定が出揃いました!
機会をくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。
すべての場所で全力投球すべく、しっかりスケジューリングしてまいります。

  • 開催中~7月12日(日) 熊本 SUNNY 蕎麦猪口展
  • 7月18日(土)~8月1日(土) 豊橋 ギャラリー濫觴 個展
  • 9月25日(金)~9月29日(火) 福岡アジア美術館 つやざき工藝倶楽部企画展
  • 10月9日(金)~10月17日(土) 大阪 ギャラリー縄 個展
  • 12月3日(木)~12月13日(日) 鹿児島 壺中樂 個展

※当初8月に予定していたギャラリー縄さんでの個展が10月に変更になりました!

9月の福岡アジア美術館は、アート作品メインの企画展になりますが、
そのほかは、食器を中心とした個展となります。

新たに個展案内状の送付をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
個展案内状申し込みhttp://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/?pid=12577563

SUNNY蕎麦猪口展
7月12日(日)まで開催中の蕎麦猪口展の案内状。

熊本へ SUNNYさんとGrünさん

こんにちは!ふじゆりです。

梅雨晴れの週末、熊本方面に出かけてきました。

オープン2周年で記念の蕎麦猪口展を開催しているビストロ&バーSUNNY(サニー)さんと
2015年4月にオープンしたばかりの南阿蘇のGrün(グリューン)さんにおじゃましてきました。

Bistrot & Bar SUNNY

SUNNYオーナーの藤川さんとは、藤川さんがお店を独立なさる前からのご縁です。
藤吉の器をとても気に入ってくださっていて、
昨年のオープン1周年記念に蕎麦猪口展を開催したいとご相談いただき、
今年は2周年・2度目の蕎麦猪口展となりました。

ビストロ&バーSUNNY蕎麦猪口展

SUNNYに蕎麦猪口が並ぶのは、この期間だけ。

熊本SUNNY蕎麦猪口展

今年は赤絵の蕎麦猪口もたくさんお届けすることができました。

藤吉憲典蕎麦猪口展

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藤吉憲典 蕎麦猪口展
2015 6/20(土)~7/12(日)
SUNNY 熊本市中央区水道町4-39-2F
TEL096-355-4188
(営)18時-26時(水・土・日は13時‐26時)
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見慣れている蕎麦猪口も、場所が変わればまた違って見えるので不思議です。
これだけの数が並ぶのもめったにない機会。
美しく並んだ蕎麦猪口を見て、とっても嬉しくなりました。

SUNNY訪問は、お料理とお酒も楽しみのひとつ。
おいしくて美しいお料理に、藤川さんのつくるカクテルがおすすめです。

7月12日まで約3週間の期間、手にとって選んでいただくことが出来ます。
ぜひ、お料理とお酒を楽しみながら、蕎麦猪口をご覧ください(^^)

Grün

グリューンさんは、南阿蘇に今年4月オープンしたセレクトショップ。

オーナーの岩田さんが津屋崎の花祭窯まで訪ねていらっしゃったのは昨年のこと。
東京のももふくさん、鹿児島の壺中楽さんで藤吉憲典の器に出会ったといい
器のウラに書かれた「憲」の名を手がかりに、雑誌やネットで調べて来られたのでした。

南阿蘇グリューン

南阿蘇、きらきらの緑のなかにグリューンさん、ありました。
古い道具箱や箪笥をディスプレイに使い、落ち着いた雰囲気。
広い窓から望む景色も緑がたくさんでとっても気持ちよかったです。

南阿蘇グリューン

オープン前にお求めになった藤吉の器は、もうほとんど売れてしまっていて
あちこちからお問い合わせがあったとのことで、嬉しい限りです。

お取引先さまがあちらこちらにいらっしゃるおかげで、
いろんなところに足を運ぶ理由が出来るのは、とても嬉しいことです。
訪ねて行く場所がある幸せを、あらためて感じた週末でした。